いよいよ今日から2019年高校野球埼玉県大会(全国高等学校野球選手権埼玉大会)が開幕します。
私は都内に住んでおりますが、出身は埼玉県。小さい頃から埼玉の高校野球を観て育ってきました。高校野球予選が開幕すると夏が来たことを感じます。そして埼玉に住んでいる人なら誰でも知っているであろう実況の上野晃さんの解説。これが一番夏を感じます。
小学生の頃に観戦に行った浦和学院の試合に影響を受け、それ以来ずっと浦学野球が好きです。

当時(1995年前後)は後にプロ野球に行くことになる選手が多数在籍しており、中でも石井・久保田という選手の打球がすごかったことを今でもはっきり覚えています。
なかなか甲子園に行っても勝てない、最近は県大会でも早々に負けてしまうことも多い。でも勝ち負けだけでの判断では無く、浦学野球は今でも好きです。
今までの記憶に残った試合をふと思い出してみました。
目次
高校野球 夏の埼玉県大会・歴史に残る浦和学院高校の名勝負
■1994年 春日部共栄戦
春日部共栄は前年の甲子園準優勝投手・土肥が3年になってどう攻略するかと思っていたら意外にも6-0で勝利。
■1995年 鷲宮戦
浦学にはプロ注目選手が多数いて全国制覇も見えていたのに以外と打つ手無くあっさり敗退。
■1998年 埼玉栄戦
センバツで活躍したエース南がいながら埼玉栄1年生の4番にまさかの一発でやられた試合。
■1999年 東農大三戦
序盤4回表が終了した時点で0-9で負け。しかしその裏に一気に8点取り9回に同点。10回でサヨナラ勝ち。
■2000年 春日部共栄戦
埼玉史上最高の試合。エース坂元対中里。延長10回サヨナラのシーンは今でも思い出す。
■2002年 春日部共栄戦
これまでの埼玉を引っ張ってきた2強の対決にも関わらずまさかの5回コールド10-0。
■2003年 花咲徳栄戦
両チームとも選抜で活躍。浦学エース須永の立ち上がりを攻められ先制されるも着実に反撃して逆転勝ち。
■2006年 鷲宮戦
プロ注目の鷲宮増渕を浦学2年生の鮫島が早々に一発を叩きこみ、そのまま浦学ペースで攻略。
■2013年 埼玉平成戦
センバツ優勝投手2年生小嶋の完全試合。しかも最後はライトゴロ。
■2013年 川越東戦
選抜優勝チームの夏の挑戦。圧倒的な力で甲子園出場を決めた試合。
■2014年 川口戦
絶対的エース小嶋が3年生になって期待が大きかったにも関わらずまさかの3回戦で公立高校に敗退。
2000年に甲子園に出場した際に1回戦の八幡商業戦は現地に観戦しに行きました。今でこそ浦和学院といえば全国でもメジャーな学校になりましたが、当時はまだまだ無名に近い学校。
浦学戦の前に試合をしていた鹿児島の樟南高校の方がアルプスで

ウラワガクエン?何県?
と言っていたのを覚えています。
それから甲子園出場を重ね、2013年春には選抜優勝。全国でもメジャーな学校になり、全国から有望な選手も集まるようになりました。
埼玉県 夏の高校野球名勝負 劇的勝利の春日部共栄
浦和学院以外で記憶に残っている試合だと、2005年決勝の春日部共栄対埼玉栄。
最終回1-4で春日部共栄が負けていてしかもツーアウトランナーなし。ツーストライクまで追い込まれた状況からヒットやフォアボールなどで満塁。そしてキャプテンの同点タイムリー。4番の勝ち越し打で土壇場でひっくり返した試合。

あれは鳥肌が立った。
さて、今年はどんな大会になるのか。今から楽しみです。
今年のチームは秋も春も早々に敗退しています。そんな期待の無いチームの時こそ良い結果を出してきています。
やはり埼玉は浦学、花咲徳栄、春日部共栄が盛り上げてくれるはず。そして今年は浦和実業や山村学園、東農大三といった学校も秋や春は強かったので混戦になるでしょう。
《2020年夏の大会はコロナの影響で中止》
これはとても残念です。見ている私たちより、甲子園を目指してきて頑張ってきた子供たちのことを考えると何とかしてあげたい気持ちになります。
我々視聴者は残念な気持ちを忘れるためにも、過去の名勝負を振り返って興奮を蘇らせます。
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