iPhoneを使っていると写真やデータで容量がいっぱいになってしまっている方も多いことでしょう。
私の場合は子供の写真や動画を頻繁に撮るため、年間で50GBほど保存しております。ちなみに使用しているスマホは128GB。単純に計算すれば2年ちょっとで容量はいっぱいになります。
でもせっかくの思い出の写真を削除するのはもったいない。そんな時にクラウドサービスがとても役に立ちます。

中でもiPhoneを使っている人は断然にAppleが提供しているiCloudを使うのが便利です。
今回はそんなiCloudはどんなものなのか。iCloudを使うと何が良いのか。どうやって使ったら良いのかということについて解説していきます。
目次
iCloudとはどんなサービスなのか
iCloudについてよくわからずに使っている人も多いのではないでしょうか。私ももちろん最初のうちはよくわからず使っていました。
まずiCloudについて説明していきます。
簡単に言うと、Appleが提供しているクラウドサービスのことです。
クラウドがよく分かっていない人のためにクラウドについて説明しますと、写真などのデータをスマホやパソコンの中ではなく別の場所(雲の上)に保存しておくサービスのことです。
特別な契約をしなくてもiPhoneには最初から5GBの容量が保存出来るだけのiCloudを持っております。しかし写真や動画などを撮り溜めていると5GBなんてあっという間にオーバーしてしまいます。
ちなみに、写真は1枚あたりおおよそ2MB。1分の動画はおおよそ130MBくらいです。5GBということになると写真は2500枚。動画は38分が保存可能ということになります。
あまり写真や動画取らない人なら5GBを超える事はないと思いますが、私のように子供の写真をたくさん撮りとってはあっという間に終わってしまいます。

オーバーしてしまう人は追加料金を払うことにより、より多い容量のiCloudを使うことができるようになります。
料金については以下のようになっています。
50GB・・・ 130円/月
200GB・・・400円/月
2TB・・・・1,200円/月
また、2020年からサービスが開始されたApple Oneを利用すると、iCloudに50GB追加されるだけでなくApple MusicやApple Arcade(ゲーム)Apple TVも全て利用できて月額1100円とかなりお得になりました。

私の場合は子供たちの写真をよく撮っていて年間50GBほどの容量が溜まっているので、iCloud200GBを契約しています。
このまま容量が増え続けると2TBの契約に切り替えなければならなくなりますが、それでも満足出来るくらいのサービス内容です。
どんなデータが保存可能なのか
- 写真
- 動画
- アプリのデータ
- メモ帳
- 音楽データ
- カレンダー
iPhoneに入っているほとんどのデータが保存可能だと思っていて良いでしょう。
つまり、LINEやメールなどのデータも全て保存が出来ます。
あくまで上記に記載したデータをスマホ本体の中ではなくiCloud上にも同じものを保存しているだけです。
それだとiPhone本体にも写真や動画が残っているから容量不足を解消できないのでは?と思うかもしれませんが、写真や動画についてはiPhone本体にあるものは通常のサイズにものではなくギュッと容量を圧縮したもののみを保存していることになります。
そのため、iPhone本体に残っている写真や動画は画質が粗いものになってしまいますが、元の綺麗な写真や動画を見たいのならiCloudからいつでもどのデバイスからでもダウンロードが出来ます。
どんなとろこが便利なサービスなのか
例えば、iPhoneで写真を撮った場合、そのiPhoneの中にデータが保存されております。しかし万が一そのiPhone紛失してしまったり壊れてしまってデーターが消えてしまうとその撮った写真も見ることができなくなってしまいます。
しかし、iCloud上に写真のデータを保存しておけば、たとえiPhoneがなくなったり壊れたとしてもクラウド上にはデータが残っているため端末が使えなくなったとしても大切なデータを失うことがありません。
これは新しいiPhoneを購入した時にも同じことが言えます。
新しく購入したばかりのiPhoneには当たり前ですがそれまで使っていた古いiPhoneのデータは入っておりません。しかし、新しいiPhoneとiCloudを同期させれば新しいiPhoneでも古いiPhoneでデータを見ることができるようになります。
また、iCloudの便利さを最大限に発揮できるところは、iPhone、MacBook、iPadなどのアップル製品のどのデバイスからでも同じ様にiCloudにアクセスすることができるのです。
例えば、iPhoneで撮った写真をMacBookやiPadなどの大きな画面で閲覧したり編集することが可能となります。MacBookで作成した資料をスマホで閲覧・編集することも出来るようになります。
また、Apple製品を使っていてAppleIDをもっている人ならそれらのデータを共有することも出来ます。

私はブログを書くときにこのiCloudサービスがとても便利だと感じております。
例えば、外出中にブログに書く記事のネタをメモ帳に書いておいたり、メモ帳にブログの下書きを書いたりします。そして帰宅後にMacBookで編集したり記事を投稿するために見やすくするなどの装飾作業などを行います。スマホやパソコンとシームレスに連携できると言うところが非常に便利で使いやすい機能なのです。
また、iPhoneはストレージによって価格が決まっております。
256GBのような容量が大きいiPhoneの方が64GBくらいのように容量が小さなiPhoneに比べて1〜2万円ほど高くなります。
しかし、iPhoneの端末にデータを保存するのではなくiCloudにデータを保存するようにするなら、iPhone本体の容量は64GBもあれば十分なのです。
購入時の出費を減らすことができます。
つまり、データの保存先をiPhoneやMacBookではなく、全てiCloudにしてしまうということになります。
iCloudを使うと不便になること
ここまでに説明してきた通り、iCloudはAppleが提供しているサービスです。つまり、Apple以外からは使えません。
厳密に言うとApple以外でも使えるには使えるのですが、Apple製品で使う時ほどのシームレスな連携を味わうことが出来ません。

つまりこれから先、iPhone以外のスマホを使いたくなった時に非常に不便を感じることになります。Appleの掌で踊らせれ続けることになります。
もしAppleがiCloudの値上げをしたとしても他のサービスに乗り換える手間を考えるとそのままAppleの意向に従っていた方が楽になります。

ですが私はそれでもこのサービスはメリットの方が圧倒的に大きいと感じています。
iCloudを使うにはどうしたら良いのか
「設定」を開いて、Apple ID でデバイスにサインインします。サインインしたら、iCloud が自動的に有効になります。

次に、「設定」を開いて「ユーザ名」をタップします。

「iCloud」を選択します。

次に、「写真」「連絡先」「カレンダー」やアプリ など、iCloud で使いたい アプリを選択してください。

iCloudに写真をアップロードするには容量が多いとかなりの時間がかかります。私の場合は100GBくらいをアップロードしたため、仕事から帰宅後の時間だけの実施でしたがWi-Fi環境下にも関わらず1週間ほどかかりました。
Googleフォトが無料サービスを終了でこれからはiCloudの需要が高まる
iCloud以外にもクラウドサービスは他にもたくさんあります。
その中でも特に写真管理については断トツで使いやすかったのがGoogleフォトです。
これまでは無料でしかも無制限に写真や動画を保存することが出来ていました。しかし突然、2021年5月に15GB以上は有料とするとの発表がありました。
そのまま引き続きGoogleフォトに課金して使っていくのも良いとは思いますが、iPhoneを使っている人はこれを機にiCloudにしてみるのも良いのではないでしょう。
iCloudの便利さは一度体感してしまうともう止めることが出来なくなります。
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