三菱マテリアルがやばい？年収や残業＆休日などの働く環境の実態について

どんな会社なのか

三菱マテリアルは三菱グループの総合素材メーカーです。銅を中心とした非鉄金属の製造・販売を中核に事業を展開しており、自動車や家電の機械部品や電子材料・部品、それらを作るための道具の製造販売、さらにリサイクル事業まで手掛けています。

三菱グループのルーツである九十九商会が炭鉱・鉱山業への進出したことを起源としている会社で、１５０年以上にわたり日本経済を支えてきています。1990年に三菱金属と三菱鉱業セメントが合併したことで現在の「三菱マテリアル」が誕生しました。

東証プライムに上場している大企業です。

働く環境などの実態

それではここからは、「三菱マテリアル」の実際の働く環境などについて解説していきます。

社風

三菱マテリアルは伝統ある三菱のグループ企業ということもあり、昔ながらの日本企業の雰囲気が残っている企業とのコメントが多かったです。

三菱マテリアルのクチコミサイトからのコメントをご紹介します。

昭和気質の残る企業

大手企業ということもあり、昭和の昔ながらの大企業で古い考えがまだ強い、上意下達、スピード感に欠ける、といったところが感じられるようです。

年功序列がまだ強く残っている企業ですが、現在はその古い体質から脱却しようという取り組みも進められています。男性優位でしたが、徐々に女性管理職の登用も増えてきています。

風通しは良い

昔ながらの古い体質に不満を感じる社員は多いようですが、社員同士のコミュニケーションは取りやすく会社での風通しは良い、という意見は多かったです。

しかし、新たな意見は通りづらい、という声もあり、革新的な意見を受け入れる土壌ができていないことがうかがえます。

現在はカンパニー制のため、カンパニーごとによって多少雰囲気が異なっています。

平均年齢は42．0歳、平均勤続年数は17.7年となっています。

休日・残業

ここからは働き方について解説していきます。

残業時間は部署による

残業に関しては部署にもよりますが、月15時間程度の残業、という社員が多いようです。

定時で帰っている社員もいれば、残業ばかりの社員も多く、人によって差がかなり激しいというのが実態です。

総合職は残業制限があり、定時で帰る人が多いようです。忙しい部署は月45時間ほどとなっています。

工場についても受注が激増にならなければ定時に帰ることができます。

本社はリモートワークが推奨されています。当日にリモート申請をしてもOK、というところもあり、わりと柔軟な働き方が可能です。

有給休暇は比較的取りやすい環境

有給休暇についても申請しやすい会社です。工場勤務の社員も申請をすれば取得することができ、わりと休みについては許容されています。

しかし、工場は土曜日出勤が多いためその日に有給を当てる社員が多く、「有給を使わされている」という事態となっていることに不満を感じる声もありました。

年収

三菱マテリアルの平均年収は約665万円です。

20代：400万円～550万円
30代：500万円～750万円
40代：570万円～900万円

給料体系については基本的には年功序列となっています。

年功序列で毎年昇給がある

基本的には年功序列が強い給料体系です。年に1回昇給があり、年次によって少しずつアップしていく仕組みになっています。同期と基本的には一律で上がっていきます。

若手の時にはなかなか給料が上がらないものの、ある程度の年齢になると昇給額も増えていくのが特徴です。課長職に昇格をすると大幅に給料もアップします。特に仕事ぶりに問題がなければ一律で昇格もし、管理職になっていく仕組みとなっているようです。

しかし、最近では評価制度を採り入れ、徐々に実力主義に移行していこうという取り組みも感じられています。

各種手当が充実している

若手の時には昇給額は大きくないものの、住宅手当などの制度が充実しているため手取り金額としてはわりと多くなっています。

家賃補助以外にも結婚祝い金などの手当もあります。

賞与は業績連動

賞与は年間約4か月～5か月分の支給となっています。以前はカンパニー制ごとの業績に連動していましたが、現在は会社全体の業績に応じて支給されています。

【福利厚生】

福利厚生については大企業らしく充実しており、特に手当面が手厚いため社員から満足の声が上がっています。

住宅関連の補助が手厚い

住宅手当や寮があり、「とても助かる」という声が多かったです。

独身寮や社宅が埋まっている場合には希望のエリアの物件に手厚い補助で住むことが可能です。

寮に関しては若手が優先されています。40代の社員でも空きがあれば入ることができますが、40代になると寮費がぐんと上がってしまうそうです。

持ち家の場合にも月3万円補助があるなど、大企業ならではの福利厚生となっています。

福利厚生に関しては下記の通り採用情報に掲載されています。

・各種制度

社会保険完備（雇用・労災・健康・厚生年金）、報奨金、社員持株会、退職金制度、財形貯蓄制度、出産・育児支援制度、資格支援制度（業務に資するとして会社が認めた資格について取得費用の全額補助）、社員食堂・食事補助あり、制服貸与、独身寮あり（規定あり）、慶弔見舞金、お盆・年末年始・メーデー出勤時の賃金割増制度、社員割引（関連会社の自動車など）、旅行での宿泊費に対する援助金、育児補助金、介護補助金、映画割引

・各種手当

■家族・扶養手当（扶養人数1人：月1万9000円、2人目：月7000円）

■住宅手当・家賃補助（独身者：月1万1850円／既婚者：月2万2700円）

■ライフプラン手当

・休暇、休日

週休二日制（土・日）※2カ月に1回土曜出勤がありますが、ほとんどの社員が有給を取得している、慶弔休暇、有給休暇（有休取得率約91%　※2021年度実績）、産前・産後休暇（取得・復職実績あり）、育児休暇（男女とも取得・復職実績あり）、介護休暇、結婚休暇、忌引休暇、子の看護休暇、ボランティア休暇

【まとめ】

三菱マテリアルは創業150年という伝統ある大企業ということもあり、昭和の昔ながらの企業体質が残っています。未だに年功序列であったり、新しい考えがなかなか浸透していない、動きが遅い、という点については「やばい」と感じる社員もいるようです。

しかし、大企業らしく給料面や福利厚生についてはしっかりと整備されています。有給も取りやすいなどワークライフバランスも取りやすい企業です。

興味がある方はチャレンジをしてみましょう。

【転職するには】

現在三菱マテリアルの中途採用については転職サイトdodaなどに掲載されています。

求人サイト経由での応募も良いですが、転職エージェントは求人サイトには掲載されていない非公開の求人も数多く取り扱っているので、転職のチャンスが広がります。

転職エージェントに相談してみることで、より良い条件での採用される可能性も出てくるため、積極的に利用してみましょう。