東芝テックはやばいって本当？就職したらどうなる？年収や残業休日などの働く環境の実態について解説

東芝テックという会社を聞いたことはありますか?

東芝テックとは、東芝グループで社会インフラ事業領域(リテール＆プリンティングソリューション)の一角を担っています。

東芝テックをネットで検索すると「やばい」「やめとけ」「激務」「怪しい」「ひどい」などのネガティブな表現が出てきます。でもそれって本当なのでしょうか？何がそんなに「やばい」のでしょうか？

東芝テックの働く環境について知りくないですか？

• 休みは取れるの？
• どんな会社なの?
• 社風は?
• 残業は多いの?
• 年収は?
• 実態はどうなの？

この記事では東芝テックの社風や休日・残業・年収や「やばい」「やめとけ」「激務」「怪しい」「ひどい」と言われる理由や口コミ＆評判について、実態を解説しています。

就職・転職に失敗したくない人は必見です。

どんな会社なのか

東芝テック株式会社(とうしばテック、TOSHIBA TEC CORPORATION)は、東京都品川区に本社を置く電機メーカーです。

東芝グループで社会インフラ事業領域(リテール＆プリンティングソリューション)の一角を担っています。

東芝グループで唯一東証プライムに上場している親子企業の一つであります。

本社郵便番号	141-8562
本社所在地	東京都品川区大崎1-11-1 ゲートシティ大崎ウエストタワー
本社電話番号	03-6830-9100
設立	1950年2月21日
資本金	399億円
従業員	3,391人＜連結：18,511人＞ （2021年3月期）
売上高	216,332百万円＜連結：405,694百万円＞　（2021年3月期）
拠点	■本社／東京（大崎） ■支社／東北（仙台）、東京（大崎）、北関東（大宮）、中部（名古屋）、関西（大阪）、中四国（広島）、九州（福岡） ■支店・営業所／全国主要都市 ■事業所／静岡（三島市、伊豆の国市）

会社概況を見ただけでも、東芝グループの企業と言うことでかなり大規模な企業だと言う印象を受けます。

本社は都内屈指の品川区大崎で賃料も高いでしょうし、資本金も399億とかなりの出資額です。

取り扱っている商品は下記の通りとなっております。

• 流通本部・店舗システム
• POSレジ・店舗機器
• 複合機・オフィス機器
• ラベルプリンタ・自動認識システム
• インクジェットヘッド

一つ一つの主な商品内容を簡単に紹介していきます。

■流通本部・店舗システム
流通本部は社内の売り上げや、在庫管理、予算管理などと言ったクラウドサービス。

店舗システムは飲食店や小売店の顧客情報システムや取引先受注、出荷業務を管理するシステム管理のクラウドサービスを展開しています。

■POSレジ・店舗機器
電子レジスター、計量ラベルプリンタ、対面・電子料金はかり、レシートのプリンター。

■複合機・オフィス機器
オフィス用コピー機、事務コンと言った社内管理用のソフトが内蔵されたパソコン機器。

■ラベルプリンタ・自動認識システム
小型のプリンター、スーパーのレジにある検品をするための自動認識システム、社内・店舗の様子を録画するネットワークカメラ、工場内・医療機関・オフィスなどのピッキングをレーザーで検知するシステム機器。

■インクジェットヘッド
インクを微適化し、被印字媒体に対し直接に吹き付ける方式を用いた印刷機。

東芝テックではPOSシステム、デジタル複合機、自動認識システム、インクジェット技術など、店舗・倉庫・オフィスで必要不可欠な商品を取り扱っている大手メーカーと言う企業であります。

働く環境について

それではここからは、実際の働く環境について解説していきます。

社風

東芝テックの理念体系は、【従業員一人ひとりが「私たちの約束」を日々の行動指針として心がけ、お客様とともに、仲間とともに「ビジョン」を共有して、よりよい未来をつくり出してまいります】とあります。

経営理念は

ともにつくる、つぎをつくる。
～いつでもどこでもお客様とともに～

ビジョンは

社会に、感動を。くらしに、笑顔を。ジブンに、ワクワクを。
新しい「かいもの」をつくろう
世界の「はたらく」をかえよう
ジブンゴトとして孝道しよう
挑戦そのものを価値としよう
「さすが」を生み続けよう
寄り添い続ける先駆者でいよう

とあります。

ホームページ自体からは堅い企業の印象がありますが、モノづくりを売りにしている企業であるだけに決してセンスのないものではありません。

社風はありきたりかもしれませんが、従業員は与えられた仕事に対して責任を持って取り組み、なおかつ常に新しいことに挑戦し更なる高みのある商品を提供できるように心がけようというものである印象を受けます。

また従業員個人が満足するのではなく、会社の仲間やお客様が共有できる喜びのある商品を作り、提供し、よりよい未来を目指すと言った感じですね。

残業・休日

東芝テックの平均残業時間は41時間です。

休暇もとりやすい環境であり、介護や育児のための休暇もとれる仕組みになっております。

また、営業については基本フレックスであり、直行直帰が推奨されていて働きやすいとの声もあります。

年収

年代別に見てみると、下記の通りとなります。

２０代：３００万円〜５５０万円
３０代：５５０万円〜６５０万円
４０代：６５０万円〜８００万円
５０代：８００万円〜８５０万円

役職別に見てみると下記の通りとなります。

主任：８００万円前後
係長：９００万円前後
課長：１２００万円前後
部長：１３００万円前後

平均して残業代(月)が少ない印象ですが、営業とSEには月に40時間分のみなし残業がついており、総じて他の企業に比べて給与が良いということもあります。

また、残業が多いのもあって賞与(年)は入社歴の浅い方でも年：75万円、在籍年数が21年と長い方だと偏りはあるものの年：137万円、年：200万円とかなりの高額な報酬をいただいているようであります。

業務内容や残業時間などによって在籍年数問わず給与が変わってくると言った、実力主義な企業であります。

東芝テックに対しての口コミ

何個かある口コミを取り上げていきます。

■男性/営業系(営業、MR、営業企画　他)/退職済み

目標達成に自分自身の提案スキルが大事。営業力を身に着けるのに良い会社。
教育制度もしっかりしており、各階層別の研修も充実している。
各流通小売業への深耕度が高く、コンサルタント的な役割も学ぶことができる。

■男性/総務/退職済み

組織は風通りがよく、若手から高齢者まで一様に業務しています。特に問題はなく困ったこともありません。組織が大きさは特に問題ないと思います。どこの部署へ配属されても前職のスキルがいかんなく発揮されます。

■男性/ITエンジニア(アプリ開発、ITコンサル他)/現職

とにかく長時間勤務の社風。技術開発部門では、メカ・エレキのハードウェア系は60H超えもザラ。どこも慢性的に業務過多な状況。サービス残業も一部でまかり通っていたが、昨今の世相を受けて管理を徹底し改善しようとする動きは見られる。しかし、人手不足など抜本的な解決にはまだ至っていない。

■女性/電気・電子・機械系エンジニア(電子・回路・機械設計　他)

技術系の職場では、性別・年齢・経験に関わらず意欲さえあれば意見も言えるし、挑戦できる環境であると思う。ワークライフバランスを支援する制度が法定以上にかなり整っているので、安心して働くことができるし復帰もしやすいと思う。

一部の口コミを紹介しましたが、総じて教育制度や研修制度は充実していて営業力やコンサルタント的な力を向上させるのには適した企業のようです。

また、女性社員の声として性別・年齢・経験に関わらず意欲さえあれば意見を言える場もあり、産休などの復帰もしやすいとの意見もありました。

まとめ

東芝テックは堅実な企業で実力次第では在籍年数が少なくても高額な年収も得られることができ、年間の賞与も在籍年数が短くて実績のない社員でも75万近く、在籍年数が長くてかなりの業務を担当してる方ならば200万円と言う会社員としては破格な金額でした。

ただし、残業時間が長くて手当もほとんど出ない状況であるものの、それは賞与に反映されているのではないでしょうか。

また、店舗・倉庫・オフィスで必要不可欠な商品を取り扱っている大手メーカーと言うことで絶対に需要のある商品を扱っているので、この先も企業努力を怠らなければ生き残っていける業界であるといえます。

今後は会社員としてだけの収入では生活するだけで精一杯で副業をしなくては貯蓄も満足にできないと言う状況下で、実力主義ではあるものの担当する業務量と実績さえ積めば、会社員としては破格な給与も得られるのではないかと思います。

また、中には東芝テックで実績をいろいろな分野でノウハウを身に着けた方が起業と言う道を選択し、東芝テック在籍時よりもさらに高額な給与を得ている方もいる可能性もあります。

おそらく東芝テックはこれだけ給与も良く将来性もある企業なので、新卒・中途どちらでも入社するだけでかなり大変ではないかと思います。

ただ、勤務している人は有能な方が多いと思われるので、給与や福利厚生とは別に自身のスキルはかなり高められる可能性は高いでしょうから取り組み方次第で有益な時間を過ごすことができるでしょう。

もしオフィス系メーカーに関心が高ければ、ぜひ門戸を叩いてみる価値のある企業だと私個人は感じました。

転職するにはどうしたら良いのか

東芝テックは人気があるので何も対策をせずにエントリーしたらあっけなく落とされる可能性があります。

転職エージェントにはこれまでに採用支援を行った人のデータが蓄積されています。

• どんな人が採用されたのか
• どんな対策を行ったのか
• どんな人は不採用になったのか

1人で考えていても分からないことなので、積極的に転職エージェントに登録をしてまずは相談をしてみましょう。