これだけ世間でパワハラが問題視されているにも関わらず、パワハラは無くなっておりません。なぜでしょうか。
パワハラをする人に問題があるのは当然のことです。
パワハラが無くならないのでしたら、パワハラの対処法を知ることで回避することも出来ます。
そこで今回は、パワハラをする人の特徴とパワハラの対処法について解説していきます。
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パワハラする人ってどんな人?5つの特徴があった!
パワハラする人のことなんて、理解できない人が大半ではないでしょうか?
というのも心が健康な人であれば、パワハラはいじめ同然で、個人を精神的に追い込む行為であり、パワハラで得るメリットなんて何ひとつないと知っているから。
でも残念ながら、パワハラする人はいます。
一般的にはパワハラ上司とよくいいますが、実際は、先輩・同僚などでも起こるものです。
そんな憎きパワハラ人間の特徴を5つご紹介します。
パワハラする人の特徴①心が満たされていない
ご紹介する5つの特徴の肝にもなるのですが、パワハラする人は心が満たされていません。傍から見た感じ・本人の話からはその要素がなく見えてもです。
誰もが羨む裕福な家庭だろうが、本人が自慢していたとしても、心が満たされていない育ち方や、心が満たされない環境にいることはありますからね。
極論ですが、心が満たされていないから、人に高圧的な態度を取りますし…。
しかし、本人は自分のその心の欠落に気づいておらず、自分の弱い部分をパワハラすることによって補っているような状態です。
やられる方からしたらたまったもんじゃないんですが、悪いのはやられる方ではなく、パワハラする人の方の人間性。
パワハラする人の態度から自信家に見えているかもしれませんが、本当は自信のなさや弱さから人を抑圧しています。そうすることでしか自分を保てないのです。
パワハラする人の特徴②仕事ができて媚び上手
自信のなさを隠すために、仕事ができるパターンのパワハラ人種がいます。仕事の成果や評価が鎧だからです。
パワハラする人は結果を出している人だからこそ、歯向かうのを恐れる人が多いわけで…。
一部サイトでは、「パワハラ上司は仕事ができない」と書いてあったのですが…仕事ができないのに上司(役職)になっているとしたら、それは企業が見る目のない証拠。
もちろんそれ以外の理由で役職にすることもありますが。
逆に仕事ができたり、上に媚びるのが上手だったりするから、役職に就いているのではないでしょうか。
つまり、仕事ではしっかり結果を出しているし、外面も良く振る舞っているため、社内的評価が高い可能性があります。
仕事ができることは素晴らしいのですが、心の不安定さ故に評価されていたいという思いや、箔をつけてチヤホヤされたい思いが原動力になっているため、自分の思うとおりにやれない・やらない人にムカついてしょうがないのです。
パワハラする人の特徴③プライドが高い
負けず嫌いや自尊心・プライドの高さは決して悪いことではないのですが、パワハラする人の場合、このプライドの高さ故に人を認められない部分があります。
だから、自分が一度見下した相手や気に入らない相手には、とことん怒る、無視するなどのパワハラ行為をするのです。
自分のプライドの表現の場である仕事で、邪魔に感じる人・自分のプライドを傷つける行為をする人を許せないんでしょうね。
パワハラする人の特徴④?気が小さく人からの評価を気にする
パワハラする人は人からの評価を非常に気にします。
気が小さくて、常に評価されていないと不安、自分を高めるためにパワハラできる相手がいないと不安なんです。
自分がいかに素晴らしいのかということをアピールしたいがために、人を虐げるような行為をしています。
「自分はこれだけすごいんだ!」とでも言いたいのでしょう。
言葉が悪いのですが、自分以下を作って安心感・優越感を得るタイプ。
その分、それを感じられる瞬間がないと怯えるし、評価されるために自分の成果も上げます。だからこそ、人(特に目上の人)からどう思われるかに敏感なんです。
極端なたとえですが、パワハラのターゲットにしていた人が人事担当者と話しているのを見たら、「自分のことを悪く言われてないかな」と落ち込むこともあるほどで…。人からどう言われているのかを気にするような人であれば、パワハラ人種の可能性は大です!
パワハラする人の特徴⑤自己中でイライラしやすい
パワハラ上司に仕事を押し付けられるなんてこともあるでしょう。
確かにそれもパワハラとして一理あるのですが、もしかしたらそれは、パワハラな人が自己中故に周りが見えていないからかもしれません。
「仕事=自分の評価」という尺度ですから、できない人の気持ちなんてわかりもしないし、考えもしない。
むしろそんな心の余白はないのでしょう。
自分にはもっとやることがあるから、これくらいやっといてという自己中心的な考えをお持ちですからね。
逆に仕事を与えないパワハラもありますが、いずれにしても自己中極まりない行動で、できない人を見ているとイライラしてしまうから、仕事を取り上げてしまう節があるのは否めません。
いずれにせよ、自分の尺度でしか人を判断できないし、常に自分中心で成果を求めるためにイライラして…という、セルフ悪循環とでも言いましょうか。
人を育てるに値しない人ですし、イライラしながら仕事をしていたら、そりゃ部下にも当たりますよね…。
理解不能なパワハラ人間…なぜパワハラをするの?
特徴の解説でもあるように、パワハラをする人は結局、心が満たされていないんですよね。
どんな心の欠落があるのかは人によっては違いますが、自分の心の不安定な部分を補うために、自分があたかも強い・すごいかのようにアピールできる標的を見つけて、いたぶるようなことをしています。
逆にいえば、そうすることでしか、自分の心の平穏を保っていられないのでしょう…。
しかし、問題はそういったパワハラ行為は、やってもやっても本人の心が満たされることはないことです。
なぜならその心の問題は周りがどうこうできるわけでもなく、本人が気づかない限り解消できないから。
本人としては、パワハラ言動をしていることにも気づいていません…。簡単に言えば自分の心の問題を、人にぶつけてスッキリしようとしているだけなのです。
パワハラする人が生まれる理由はさまざま!
自分の性格は、これまでの親との関係・育ってきた環境・経験したことなどをベースにできています。
仕事ともなれば、そりゃもう色んな性格の人が集まる場所なわけで、健康な心の人ばかりではありません。
その原因は、家庭環境が良くなかったのかもしれませんし、育った環境にいた周りの人たちの影響もあるでしょうし、なにか大きなトラウマがあるのかもしれませんし…。(本人に自覚がなくてもです)
本人自身が心から幸せな生き方をできていない状態にあるわけです。
ただ、だからって自分の職場の権力を使って、優越感を得るなどは許されるはずはありませんが。
基本的には自分のためにパワハラをしていますから、「これはあなたのために言ってるんだ」と言っている言葉があったとしても、それはあなたのためではなく、自分のために言ってるんだと思ってくださいね。
パワハラは言葉の暴力…どんな言葉が該当する?
厚労省のパワハラの規定にはいくつか条件があります。
- 不適切な仕事量の押し付け/仕事を与えない
- 立場を使った抑圧的な労働者への言動
- 就業環境に支障を与える言動
態度だけではなく、言葉の暴力も大いにパワハラに該当するわけです。
明らかにアウトな脅迫めいた言葉(辞めさせる・仕事から外すなど)や、明らかな暴言(お前!役立たず!など)だけではありません。具体的にはどんな言動がアウトなのか確認してみましょう!
「何度言ったらわかるの?やる気ないなら辞めたら?」
これ、言われているシーンを見たことがあるのですが…かなりひどい言葉の暴力です。
百歩譲って何度言っても間違えていたとしても、そもそも人はミスをすることもありますから、それに対して「やる気がない」だの「辞めたら?」だのは完全アウトな言葉。
やる気があってもミスをすることもありますし、こんな言い方をされたら聞きたいことがあっても怖くて言えなくなってしまいますよね。
「できなくてもいいから、みんなの足は引っ張らないで?!」
「あなたの存在がみんなに迷惑をかけている」「あなたはできない人」とでも言いたげなこの暴言。これも完全にアウトです。
しかもあたかも、「みんなの総意をまとめて言っているんだ」というような表現を、立場ある人に言われてしまっては、言われた方は自分を責めることにもなりかねません。
類似する言葉として、「給料分くらい働いてよ」などといった、人を見下した発言もアウトです。
「こんなこともできないの?どこまで教えないといけないの?」
これまで相手のやってきたことまでも全否定するような言い回しです。「こんなこともできない」などは、相手を小ばかにしている内容で、これも完全にアウト!
ひどい場合は「親は教えてくれなかったの?」「どうやって育てられたらそんな風になったの?」など、人の背景にあるものまで否定してしまうケースもあります。
これに類似する言葉として「聞かなくてもわかるよね」などもイエローカードな言葉です。
今まさにパワハラに悩む人が取るべき対処法
今まさにパワハラに遭っている場合には、人事などに相談できているでしょうか?または、異動願いなどは出せませんか?
異動ができるのであれば異動、あるいはこの際、転職もひとつです。
ただし、解決するために相手を懲らしめよう、相手のパワハラを止めさせようというのはおすすめしません。
泣き寝入りではなく、先ほどお伝えしたように、パワハラする本人の心の問題です。
仕返そう、自分の悪事をわからせようとしたところで、本人が気づかない限りは治るものではありません。
ただ、今すぐは異動もできず相手の異動もしばらくなさそう、今すぐは退職もできないということであれば、できる策がひとつあります。
それは、パワハラ人間が歯向かえない(=パワハラ人間が媚びている人)と仲良くなること。パワハラ人間は人を見て態度を変えるのですから、モパワハラ人間が歯向かえない人を自分の味方にするのです。
パワハラする人からしたら、敵に回すと自分の身が危ない人を攻撃することは、自分を追い込む行為になるため、ターゲットにしにくくなりますからね。
しかし、これは内気であまり人と積極的に関わるのが苦手な方であれば、難しいかもしれませんので、やはり異動するか転職するか、あるいはターゲットにされない人間になるかの選択がおすすめです。
ターゲットにならない人になるにはどうすべきでしょうか?
パワハラをされないための対処法はある?
パワハラされないためには…というよりも、パワハラされない自分になる・ターゲットにされない自分になる必要があるといった方が正しいのかもしれません…。
たとえば、
- 日頃からしっかり自分の意見を伝える
- 同僚とコミュニケーションを取る
などです。
とはいえ、標的にされやすいのは、言われると黙ってしまう人や、人と接する時に緊張しやすい人、物静かな人が多いため、難しいかもしれません。
ちゃんと意見を言う人・他にも仲間がいる人の場合は、パワハラする人もそういった人は敵に回したくありません。
人間関係って本当に人によって性格が違いますし、合う合わないがありますから、バランスが難しいのですが、パワハラする人もいればされやすい人もいて、そのバランスが合致してしまうのをいかに回避するかが重要です。
自己肯定感を上げて、自信をもって発言してみてくださいね!
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