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大学職員への道に進むのはやめておけ!実態と転職するべきではない理由を元採用担当が解説

仕事・転職

今回は私自身が実際に見てきた「大学職員の実態」という体験談について書いていきます。

大学職員の採用をやっていたとき、本当に驚くくらいたくさんの志望者がいました。しかしながら大学職員というのはそんなに誰もが憧れるような職場ではありません。

皆さん勘違いしている部分がたくさんあると思います。

勘違いをして入ってしまうと転職も出来なくなってしまい、そのままキャリアが終了してしまうことがあります。

そうはならないようにするためにも、大学職員の実態について書いていきます。

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SHIN

1982年埼玉県生まれの38歳。現在は東京都に住んでおり5歳の娘と3歳の息子の二児の父親。

仕事の軸を「キャリアと教育」としており、採用のスペシャリスト。これまでに自社の社員採用や教育、そして転職エージェントとしての採用支援のキャリアを持っており、1000人以上の就職・転職支援を行う。

現在は社員採用に加え、営業推進やマーケティング業務などをやってます。
人事採用関連の経験や元転職エージェントとしての経験で培った転職情報、そして父親として学んだ子育て育児情報を中心に発信していきます。

記事の更新情報や日々の出来事はSNSで発信します。 フォローしてもらえるとうれしいです。

大学職員になるとどんな仕事があるのか

自分が学生生活を送っていたときには、証明書の発行等でほとんどの人は学生課の職員としか接することがなかったかと思います。

でも実際には人事や総務経理などをやっている本部機能の部署や、生徒を募集するための広報部、学校運営のための企画部門、学生の就職先の世話をする就職課、学校内の設備を管理する設備管理、図書館職員、社会人向けのエクステンション部門、学生寮の管理、入試課、システム開発部門、などなど様々な仕事が存在しております。

どの部門にも共通することは、仕事内容は非常に地味です。

そして、書類も文科省や役所へ提出するようなものが多いため、非常に細かくて様々な知識が必要となります。

楽しそうに見えるのはあなたが学生という身分で学校が楽しかったからであって、職員は毎日同じような仕事をコツコツとやっていくことが中心です。

大学職員の実態とは

ここからは求人票では分からないこと、学生時代には見えなかった裏の部分について書いていきます。

年収は比較的良い

給与に関しては大学によってもかなり差が出てきていますが、人気のある大学や有名な大学に関しては相当な高水準であるといえます。1000万円越えの年収の人などもたくさんいます。

そこまで人気ではない大学でも、なんとなく名前が聞いたことがあるというレベルの大学であったとしてもかなり高い給与はあります。おおよその目安で言うと、課長クラスで600万円。部長クラスから800万円。それ以上で1000円以上です。有名大学なら課長クラスでも1000万円を超えます。

また、退職金も以上に多くなってます。MARCHクラスの有名な大学ではなくても退職金だけで5000万円以上というのもザラです。

休日について

大学は学生のためにあるものです。中心は学生です。学生は土曜日に授業があるため、基本的には土曜日は勤務があるということになります。

そして日曜日は常に何かしらのイベントがあったりします。

例えばオープンキャンパスや地方へ学校の出張PRイベントなどもあるので、自分がその部署にいなくてもサポート等で出勤になることも多くございます。

時期によっては20連勤や30連勤など当たり前にもなってます。

ではそのように出勤したときには代休が取れるかというと、平日は学生がいるのでほとんど休むことができません。

学校職員というのは夏休みや年末年始の休みが非常に長く、それぞれおおよそ3週間位の期間の休みがあります。この長い休みというのにも理由がありまして、土曜日や日曜日に出勤した分の休みがここに入っているというようなことにもなっています。そのため夏休みや年末年始の休暇が非常に長いというところでございます。

それでも代休分を全て消化することなど出来ません。

大学職員が休みが多いと言うイメージもあるかもしれないんですがこれはあくまでイメージだけの話であり、実態はなかなか休みがないという所でもあります。

年間休日日数は民間企業の方が多いでしょう。

派閥争いが激しすぎる

どの会社にも派閥争いはありますが、大学職員は特に多い環境です。

私は半沢直樹のドラマのような世界をリアルに見ておりました。

大学というのは、民間企業の天下り先のようになっているところもあり、民間企業で役職定年を迎えた人が大学に転職して来るケースがよくあります。それも複数の企業から転職してきます。

するとそこにA商社出身の派閥、B銀行出身の派閥、Cメーカー出身の派閥など複数の派閥が出来ています。全くそれらと関係のないところから転職して入ってくる場合、このどこの派閥に気に入られてやっていくことになるかがとても重要になります。

「そんなの関係ない!自分は結果を出せばいいんだ!一匹狼でも大丈夫!」という考えは一切通じません。

仕事をするには必ず誰かの力が必要になります。その際に、派閥の力が絶対に必要になってきます。そして、そこに対峙する派閥からは必ず邪魔が入ります。また、一匹狼では巨大な力には対抗など全く出来ません。

私も様々な派閥争いを見てきましたが、敗れ去った派閥の人たちはほぼ一斉に逃げるように退職していったこともありました。

そして重要なのがもう一つ。営業職などと違って数字に追われることもないのでプレッシャーも少なく、ゆるい環境であることは間違いありません。

このゆるい環境というのがまた問題でして、長く働いている人はそのゆるい環境にフィットしている人材ということになります。長く在籍している=仕事が出来るではありません。

つまり、そんな仕事が出来ない人の下で働くことになります。

仕事が出来ない人の下で働くというのは刺激が無くてとても退屈であり成長など全く期待できません。

しかしそんな仕事が出来ない人でも上に行くことは可能です。

それには、派閥内で上手く世渡りをしていくことです。

仕事が出来ない人は仕事で成果をあげて昇進を目指すのではなく、うまく世渡りをして昇進していきます。そして、そのために派閥争いが起こります。

私が一番驚いたのはこの派閥争いでしょう。

次のキャリアについて

大学職員を最終職歴にしたいと考えている方も多いと思いますが、実際のところはそんなことが簡単に叶うような環境ではございません。

ぬるま湯にずっと浸かっていたいと思って転職して来る人がたくさんいますが、先程述べたように派閥争いも激しいため派閥に敗れて辞めていく人もたくさんいます。

また、向上心の高い人にとっては非常に退屈な職場であります。

そのため、意外と離職率が高い学校ももあります。

ではその後にどういったキャリアを歩むのかというと、大学職員のぬるま湯につかってしまっていると次のキャリア閉ざされたと言っても過言ではございません。

転職ができない人っていうのはたくさんいます。どの部門でどのようなキャリアを積んできたかと言う事が次のキャリアにはとってとても重要になります。

例えば、広報にいた人などは広告代理店に行く人もおりますし、民間企業の広報などに転職していくこともいます。また、私のように人材業界や人事のほうに転職していく人もいます。

それまでのノウハウを活かして別の大学に転職していくという人もいます。

しかしそれ以外の方ですと、民間企業で活かせるようなスキルが身につきません。キャリアを終えるまで仕事が出来ない人の下で働き、派閥争いに巻き込まれるという社会人人生を歩まなければならないことになります。

やっぱり大学職員はやめておけ

以上のことを踏まえても、特に若い人には大学職員になるのはおすすめしません。キャリアを積み上げることが出来ず、もし失敗してしまったら人生終わります。

職員採用の時に私はこのようなことも面接でよく話していました。

しかしそれでも大丈夫だと言って入ってくる人がたくさんいました。そして数年経って現実が見えて退職していく人がたくさんいました。

これからは少子化で生徒の数も減ってきます。そうなると学校の統合も起こることにになるでしょう。

職員数を減らすこともあると思います。

そうなった時に学校外にいきなり放り出されても転職なんて出来ません。

若いうちは多少厳しい環境でもしっかりとしたスキルを身につけて戦った方が将来的には絶対に役に立ちます。

それでも大学職員として働きたいならどうすれば良いのか

これらを理解した上で大学職員になりたいというのなら私はもう止めません。

なので、ここからは大学職員の採用事情について書いていきます。

職員というのはとても人気のある仕事のようです。私が大学職員の採用をやっていた際はマイナビ転職のエン転職などのメジャーな転職サイトをよく使って採用活動を行っていたのですが、一度求人を出すとビックリするくらいの数の応募者が殺到します。

ントリー数だけでも1000人は超えます。

なので採用活動で大変なことは母数を集めることではなく、その中でいかに良い人材を探し出せるかということになります。

しかし応募者を見てみると、どうも大学職員はとても楽な仕事だと思っているような人がとても多く、営業に疲れてドロップアウトしたいような人がとても多いように感じました。教育業界に対する熱い思いを持っている人っていうのは本当に限られた人しかおりませんでした。

余談ですが、転職サイトで応募をする際にエントリーの直前で「志望動機」などの質問がある場合がありますが、そこの回答も選考に影響します。

1000人の応募者がいても実は2割くらいはその回答が未記入でしたし、それ以外にもどの会社にも送っているようなテンプレートで送っている人もたくさんいました。しかし中にはしっかりと志望動機を書いている人もたくさんいます。応募者がたくさんいたので志望動機の無い人は迷うことなく不採用通知を送っていました。

ではどういった人が大学職員に採用されやすいかというと、とにかく真面目な人と言うところが1番重要です。

やはり教育業界と言うのはあり真面目だと言うところは非常にポイントが高い要素となります。

また転職回数や在籍年数と言うのもとても重要視されます。転職を何回しているからダメと言うことでは無いのですが、たくさん転職している人は好まれないような傾向があります。

在籍年数に関してもそうですが、1社1社ある程度長くやっていないと厳しいです。

しかし、年齢に関してはあまり関係ありません。転職希望者の話をよく聞いていると、今の会社に早めに見切りをつけて長く働ける会社に早めに転職をしたいという方が非常に多くおります。しかしこれは得策ではございません。

大学職員は40代や50代でも採用されます。

中途採用で入社するには、しっかりと長期的な職歴を作って自信の持てる活かせる経歴を作ってからでも遅くはありません。むしろ民間企業でしっかりとしたキャリアを長年経験されていた人の方がよく採用されております。何が出来るのか明確に無い人だと採用されることはほぼ無いでしょう。やはり特定のスキルを持った人というのも採用されやすいです。

例えば広告代理店で働いていた人などは大学の広報職の候補として採用されやすくなります。また、人材業界で働いていたような人は就職課の候補として採用されやすくなります。

大学という組織は教育機関ではありながら職員の教育にはあまり積極的ではありません。既に出来上がったスキルを持っていないと誰も教えてくれないので入ってから覚えていくというのは難しいでしょう。

また、大学職員の場合はほぼ確実に大卒レベル以上という条件は必須となります。専門学校の職員採用であったとしても大卒以上の学歴がないと厳しいです。ちなみに、どこ大学でも採用されるには学歴はかなり重要視されます。早慶レベルなんていうのはザラです。

他大学で働いていた人だからと言って採用に有利になると言う事はあまりありませんが、大学で働いていた人で採用が有利になるという場合は完全に即戦力採用となります。

また最近は海外との連携も多くなってきているので、留学生の受け入れ等のためにも英語ができないと採用は厳しくなっています。

いろいろと書きましたが、大学職員になるにはかなりハードルは高めです。

1000人もの応募者がいるのでそこを勝ち抜かなければなりません。

あなたの職歴、他の1000人より魅力的ですか?

他の1000人より魅力のある職務経歴を作ってからの転職でも遅くはありません。

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