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大学職員への道に進むのはやめておけ!実態と転職するべきではない理由を元採用担当が解説

会社の評判・口コミ

今回は、私自身が実際に見てきた「大学職員の実態」という体験談について書いていきます。

大学職員の採用をやっていたとき、本当に驚くくらいたくさんの志望者がいました。しかしながら、大学職員というのはそんなに誰もが憧れるような職場ではありません。

皆さん勘違いしている部分がたくさんあると思います。

勘違いをして入ってしまうと転職も出来なくなってしまい、そのままキャリアが終了してしまうことがあります。

そうはならないようにするためにも、大学職員の実態について書いていきます。

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この記事を書いた人
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1982年埼玉県生まれの40歳。現在は東京都在住。仕事の軸を「キャリアと教育」としており、採用のスペシャリスト。これまでに自社の社員採用や教育、そして転職エージェントとしての採用支援のキャリアを持っており、1000人以上の就職・転職支援を行う。

現在は社員採用に加え、営業推進やマーケティング業務などをやってます。
人事採用関連の経験や元転職エージェントとしての経験で培った転職情報を中心に発信していきます。

記事の更新情報や日々の出来事はSNSで発信します。 フォローしてもらえるとうれしいです。

大学職員になるとどんな仕事があるのか

自分が学生生活を送っていた時には、証明書の発行などの場面で学生課の職員としか接することはなかったことかと思います。

しかし、実際には多岐に渡った仕事があります。

  • 人事や総務、経理などをやっている本部部門
  • 生徒を募集するための広報部門
  • 学校運営のための企画部門
  • 学生のカリキュラムを作成する学事部門
  • 学生の就職をサポートする就職部門
  • 学校内の設備を管理する設備管理部門
  • 図書館部門
  • 社会人向け教育のエクステンション部門
  • 学生寮のの管理部門
  • 入試を担当する部門
  • システム開発部門

しかし、どの部門にも共通することは、仕事内容は非常に地味です。

そして、取り扱っている書類なども文科省や役所へ提出するようなものが多いため、 非常に細かくて様々な知識が必要となります。

大学職員が 「楽しそう」とか「楽そう」 に見えるのは、あなたが学生という身分で学校が楽しかったからそう見えていたのであり、職員は毎日同じような地味な仕事をコツコツやっていくことが中心となります。

大学職員の実態とは

ここからは求人票では分からないこと、学生時代には見えなかった裏の部分について書いていきます。

年収は比較的良い

大学職員の年収についてですが、「大学職員」と言ってもどこも同じではなく、大学によってかなり差があります。

人気のある大学や有名な大学に関しては、相当な高水準の給与であると言えます。そういった大学職員は、年収1000万円超えの人なども多数おります。

そこまで人気ではない大学であっても、何となく名前が聞いたことがあるというレベルの大学でも、民間の中小企業に比べればかなり高い給与を貰っています。

また、国立大学と私立大学でもかなりの差はあります。

国立大学: 550万円前後
私立大学: 750万円前後

あくまでこちらの年収は平均値でございます。

また、年代別に見てみると次のようになっております。

20代:300万円〜400万円
30代:400万円〜550万円
40代:550万円〜650万円
50代:650万円〜700万円

役職別に見てみると次のようになっております。

主任:500万円前後
係長:600万円前後
課長:800万円前後
部長:900万円前後

有名大学なら課長クラスでも1000万円を超えます。

また、退職金もかなり多く、勤続年数にもよりますが、MARCHクラスの有名な大学でしたら退職金だけで1億円近くでます。

そこまで有名な大学でなくても、5000万円以上の退職金が出る大学も多数あります。

休日について

大学は学生のためにあるものです。中心は学生です。学生は土曜日に授業があるため、基本的には土曜日は勤務があるということになります。

祝日についても同様で、祝日は勤務となっている大学も多くあります。 そして、日曜日は常に何かしらのイベントがあったりもします。

例えば、オープンキャンパスや地方へ学校の出張PRイベントなどもあるので、自分がその部署にいなくてもサポート等で出勤になることもあります。

時期によっては、連勤や30連勤など当たり前にもなってます。

しかし、そのように出勤して代休が取れるかというと、平日は学生がいるのでほとんど休むことができません。

ですが、大学職員というのは、夏休みや年末年始の休みが非常に長く、それぞれおおよそ3週間くらいのまとまった休みがあります。

土日に出勤した分、この長期休暇で年間の休日日数を調整しております。

大学職員は休みが多いというイメージもあるかもしれませんが、それはあくまでイメージだけの話であり、実態はなかなか休みが取れない仕事でもあります。

年間休日日数で見ると、企業の方が多いでしょう。

派閥争いが激しすぎる

どの会社にも派閥争いはありますが、大学職員は特に多い環境です。

私は半沢直樹のドラマのような世界をリアルに見ておりました。

大学というのは、民間企業の天下り先のようになっているところもあり、民間企業で役職定年を迎えた人が大学に転職して来るケースがよくあります。それも複数の企業から転職してきます。

すると、そこにA商社出身の派閥、B銀行出身の派閥、Cメーカー出身の派閥など複数の派閥が生まれます。

全くそれらと関係のないところから転職して入職してくる場合、どこの派閥に気に入られてやっていくことになるかがとても重要になります。

「そんなの関係ない!自分は結果を出せばいいんだ!一匹狼でも大丈夫!」という考えは一切通じません。

仕事をするには必ず誰かの力が必要になります。その際に、派閥の力が絶対に必要になってきます。

そして、そこに対峙する派閥からは必ず邪魔が入ります。

また、一匹狼では巨大な力には対抗など全く出来ません。

私も様々な派閥争いを見てきましたが、敗れ去った派閥の人たちはほぼ一斉に逃げるように退職していきました、

そして、もう一つ重要なことがあります。

それは、営業などと違って数字に追われることもないので、プレッシャーを感じることも少なく、ゆるい環境であることは間違いありません。

このこのゆるい環境がまた問題であり、長く働いている人はそのゆるい環境にフィットしている人材ということになります。

「長く在籍している=仕事が出来る人」ではありません。

つまり、そんな仕事が出来ない人の下で働くことになります。

仕事が出来ない人の下で働くというのは、刺激が無くてとても退屈であり、成長など全く期待できません。

しかし、そんな仕事が出来ない人でも上に行くことは可能です。

それには、派閥内で上手く世渡りをしていくことです。

仕事が出来ない人は、仕事で成果をあげて昇進を目指すのではなく、上手く世渡りをして昇進していきます。

そして、そのために派閥争いが起こります。

これは大学職員に限った話ではありませんが、大学職員では特にこの傾向が強い印象があります。

次のキャリアについて

大学職員を最終職歴にしたいと考えている方も多いのですが、実際のところはそんなことが叶うような環境ではございません。

ぬるま湯にずっと浸かっていたいと思って転職して来る人がたくさんいますが、先程も述べたように、派閥争いに敗れて辞めていく人もたくさんいます。

また、向上心の高い人にとって、非常に退屈な職場であります。

そのため、大学職員は意外と離職率が高い学校もあります。

では、その後にどういったキャリアを歩むのかというと、大学職員のぬるま湯につかってしまっていると次のキャリア閉ざされたと言っても過言ではございません。

転職ができない人っていうのはたくさんいます。

どの部門でどのようなキャリアを積んできたかということが、次のキャリアにはとってとても重要になります。

例えば、広報にいた人などは広告代理店に行く人もおりますし、民間企業の広報などに転職していくこともいます。

私のように就職部門にいた人は、人材業界に転職する人や人事のほうに転職していく人もおります。

また、それまでのノウハウを活かして、別の大学に転職していくという人もいます。

しかしそれ以外の方ですと、民間企業で活かせるようなスキルが身につきません。

キャリアを終えるまで仕事が出来ない人の下で働き、派閥争いに巻き込まれるという社会人人生を歩まなければならないことになります。

やっぱり大学職員はやめておけ

以上のことを踏まえても、特に若い人には大学職員になるのはおすすめしません。キャリアを積み上げることが出来ず、もし失敗してしまったら人生終わります。

私は職員採用の面接時には、このような話をよくしておりました。

しかし、それでも大丈夫だと言って入職してくる人がたくさんいました。そして、数年が経って現実が見えて退職していく人がたくさんいました。

また、これからは少子化で生徒の数も減ってきます。そうなると、学校の統合も起こることにになるでしょう。

職員数を減らすこともあると思います。

そうなった時に、学校外にいきなり放り出されても転職なんて出来ません。

若いうちは多少厳しい環境であっても、民間企業でしっかりとしたスキルを身につけて戦った方が将来的には絶対に役に立ちます。

それでも大学職員として働きたいならどうすれば良いのか

それにも関わらず、大学職員は未だに人気があります。

私が大学職員の採用をやっていた時は、マイナビ転職やエン転職などのメジャーなサイトに求人を掲載すると、エントリー者だけでも1000人は超えました。

なので、採用活動で大変なことは、母数を集めることではなく、その中でいかに良い人材を探し出せるかということになります。

しかし、応募者を見てみると、どうも大学職員はとても楽な仕事だと思っているような人がとても多く、営業に疲れてドロップアウトしたいような人がとても多いように感じました。

教育業界に対する熱い思いを持っている人は、本当に限られた人しかおりませんでした。

また、余談ではありますが、転職サイトで応募をする際に、エントリーへ行く直前で「志望動機」などの質問がある場合がありますが、そこの回答も選考に影響します。

1000人の応募者がいても、実は2割くらいはその回答が未記入でした。

それ以外にも、どの会社にも送っているようなテンプレートで送っている人もたくさんいました。

しかし中にはしっかりと志望動機を書いている人もたくさんいます。応募者がたくさんいたので、志望動機の無い人は迷うことなく不採用通知を送っていました。

では、どういった人が大学職員に採用されやすいかというと、とにかく真面目な人です。

やはり教育業界というのは、真面目だと言うところは非常にポイントが高い要素となります。

また、転職回数や在籍年数と言うのもとても重要視されます

転職を何回しているからダメと言うことでは無いのですが、たくさん転職している人は好まれないような傾向があります。

在籍年数に関してもそうですが、1社である程度長くやっていないと選考を通過するのは難しくなります。

しかし、年齢に関してはあまり関係ありません。

転職希望者の話をきくと、「今の会社に早目に見切りをつけて、長く働ける会社に転職をしたい」という考えの人が非常に多くおります。

しかしこれは得策ではございません。

大学職員は40代や50代でも採用されます。

中途採用で入社するには、しっかりと長期的な職歴を作って自信の持てる経歴を作ってからでも遅くはありません。

むしろ、民間企業でしっかりとしたキャリアを長年経験されていた人の方がよく採用されております。

何が出来るのか明確に無い人だと、採用されることはほぼ無いでしょう。また、特定のスキルを持った人というのも採用されやすくなります。

大学という組織は、教育機関ではありながら職員の教育にはあまり積極的ではありません。

既に出来上がったスキルを持っていないと、誰も教えてくれません。

入ってから覚えていくのはかなり難しいでしょう。

例えば、広告代理店で働いていた人などは大学の広報職の候補として採用されやすくなります。また、人材業界で働いていたような人は就職課の候補として採用されやすくなります。

また、大学職員の場合はほぼ確実に大卒レベル以上という条件は必須となります。

専門学校の職員採用であったとしても、大卒以上の学歴がないと厳しいです。

ちなみに、どこ大学でも、採用されるには学歴はかなり重要視されます。

他大学で働いていた人だからといって採用に有利になると言う事はあまりありませんが、大学で働いていた人で採用が有利になるという場合は完全に即戦力採用です。

また最近は海外との連携も多くなってきているので、留学生の受け入れ等のためにも英語ができないと採用は厳しくなってきております。

いろいろと書きましたが、大学職員になるにはかなりハードルは高めです。

1000人もの応募者がいるのでそこを勝ち抜かなければなりません。

あなたの職歴、他の1000人より魅力的ですか?

魅力的な職務経歴を作ってからの転職でも遅くはありません。まずは目の前のことに全力に取り組んでいきましょう。

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