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飲食店の仕事はブラック?給与や休日の少なさだけではない仕事がきつい本当の理由

会社の評判・口コミ

飲食業界で働きたいけど実態はどうなの?

飲食業界で働きたいけど実態はどうなの?

飲食業界ってキツいって聞くけど?

給与や休日は?

学生時代のアルバイトと何が違うの?

こちらの記事は中途で入社する転職希望者だけでなく新卒の就活にも役立てる情報です。

私自身も学生時代に実際に飲食店でアルバイトをやっていましたし、飲食業界出身の方の転職相談も数多く受けております。

その話から、実はあまり知られていないような飲食業界の実態についてお話ししていきます。

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この記事を書いた人
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滝谷真也

1982年埼玉県生まれの40歳。現在は東京都在住。仕事の軸を「キャリアと教育」としており、採用のスペシャリスト。これまでに自社の社員採用や教育、そして転職エージェントとしての採用支援のキャリアを持っており、1000人以上の就職・転職支援を行う。

現在は社員採用に加え、営業推進やマーケティング業務などをやってます。
人事採用関連の経験や元転職エージェントとしての経験で培った転職情報を中心に発信していきます。

記事の更新情報や日々の出来事はSNSで発信します。 フォローしてもらえるとうれしいです。

飲食店の仕事にはどんな仕事があるのか

最初は店長候補としてまずはオペレーションを学びながら、店舗運営を1つずつ経験していくことになります。

アルバイトのシフト管理、商品の在庫管理、発注業務、店舗の設備管理、売り上げ管理、人材育成、本社への報告業務、販促キャンペーンの等の企画などなど、幅広い業務をこなすことになります。

このように、とにかくやる事がたくさんあることに加え、特に重要視されるのは売り上げ管理です。アルバイトと違って、社員には店舗の売り上げを上げなければいけないという責任があります。

これにはかなりの営業的な能力も必要とされます。

そのため、接客をやりたいという思いが強い人にはあまり向かない仕事です。接客をやりたいというのなら正社員ではなくあればアルバイトでも良いのです。

飲食店の場合は、アルバイトから正社員になる方が非常に多くいる業界ではありますが、アルバイトから正社員になった途端に退職する人が非常に多くいます。

そのような理由というのが、やはりこのような営業的な要素が強くなってくるというところにアルバイトと社員のギャップを感じている方が非常に多いというところもあります。やはり正社員となれば、売り上げを作ることが必要なので、売り上げを作れないと評価もされませんし、昇格はしません。

しかし、本部勤務になれば、業務内容も一気に変わってきます。

例えば、新商品を開発するような企画のお仕事もありますし、新規店舗出店のための店舗開発業務、食材を調達する購買部門、店をPRするための広報部も、人事や総務経理といったバックオフィス部門等もあります。

このような本社業務をやりたいと思っていても、まずは現場からのスタートとなります。現場で5〜10年程度働き、その後に本社勤務というのがよくあるキャリアプランです。

飲食業界の働く環境などの実態

飲食業界は全体がブラックだと言われています。

しかし、どんなことろがブラックなのでしょうか。その実態について解説していきます。

休日は無いものだと覚悟するべき

求人票には、比較的多めに休日日数が記載されるっていうことが多いと思います。何も問題がなければ普通に休めるのですが、実際のところはそんな簡単にもいかない環境であることが現実です。

例えば、もし社員が休日を取得したとしても、その間も店は営業して動いているおります。社員が休んでいる間に何かあったとしても、全ての責任はアルバイトではなく社員になります。

なので何かトラブルあった際には、休日だとしても呼び出される事はよくあることです。

また、アルバイトが集まらなければ休みは取れません。「アルバイトを集めることができない=社員の能力不足」と捉えているため、アルバイトが集まらないのは自分に責任があるということです。そのため、結果的に年間で数日しか休めないと言う事はどこの飲食店でもよくあるような話です。

私が学生時代にアルバイトで働いていた時の話ですが、当時の社員の人はほぼ2ヶ月間休み無く働いていました。家にも帰れずに漫画喫茶で寝泊まりする日々を過ごしており、漫画喫茶のポイントカードがあっという間に溜まっていくようになっていました。

そして、ようやく帰宅できるようになっても、電車に乗って立ったまま寝ていたようでした。

そして、電車のドアが開いた瞬間、寝ぼけていて店で働いていたと勘違いをして「いらっしゃいませ!!!」と叫んでしまったようです。

そのくらい疲労困憊の生活を送っていました。

最近では店舗の業務がオペレーション化されているため、誰がやっても同じ品質で提供できるようになっております。そのため、1人の専属店長を店舗に置くのではなく3〜5店舗を1人の店長が兼務して、各店舗にはアルバイトリーダーを置いて回している店もあります。

上手く回っている店舗だと店長は本来の店舗運営業務に専念できますが、上手く回っていない店舗だと休みが無いどころの話ではなくなってきます。

また、夜遅くまで営業しているような飲食店ではなくても、三交代制のシフトで運営しているような飲食店もあります。夜中の時間を営業していなくても、店舗内のメンテナンス業務が必要な店もあります。

そのため、日中しか営業していないにもかかわらず夜勤が必要となるような店舗もございます。夜勤が混ざってくると休みは非常に辛いものです。

例えば、22時から翌日朝7時までのシフトとなっていてその次が休みとなっている場合、休みはその日の朝から発生すると言うことになります。しかし翌日朝6時から仕事があるということになると実質休みは帰宅後だけというようなところにもなります。

これは本当に休みというものなのでしょうか。

結婚して子供が出来ても子供に会えない日々が続いていつの間にか大きくなっていた、なんてことは予め覚悟しておく必要があるでしょう。

本部勤務となったら一般的なサラリーマンのように休みも土日祝になることが多いでしょう。

アルバイト社員との関係性はかなりきつい

社員はアルバイトとも良好な関係を築かなければなりません。

私が学生時代にアルバイトとして働いていたときは、社員とも遊んだりできて非常に楽しい仕事だなぁと思っていたところもありました。

学生アルバイトと飲みに行く機会も多いことでしょう。

しかし、アルバイトと飲みに行ったとしても、ほとんどは社員が全額お金を出すことになります。さすがに学生アルバイトにと割り勘というわけにはいきませんよね。そのためお金の出費は非常に多くなります。

また、経験の長いアルバイト社員が非常に強い勢力を持っていることもあります。そのため、店舗内での人間関係の構築と言うのは非常に難しいものです。飲食業界を辞めていく人はここにかなり苦しんでおります。

中には大学生の女の子と付き合ったりして楽しんでいる人もいますが、ほとんどは大学を卒業してそのまま別れている人の方が多いというのが現実です。しかもそんな楽しいような事は20代までの話で、30代後半にもなれば学生と一緒に遊びに行っても楽しいなんて事はないでしょう。

責任感の無いわがままな大学生の相手をすることに疲れ果てている人がほとんどです。

給与は少ない

給与に関してもあまり高くない業界ではあります。利益率があまり高い業界では無いので仕方ないことですが、新卒で入社した場合は最初は年収300万円となることでしょう。

店長になるまではほとんどが300万円前後であり、30歳前後で店長となります。店長となった際には400万円台になり、そしてその上のスーパーバイザーや本部勤務となってようやく500万円台乗ってくるというのがよくある飲食業界の給与です。

しかし、全国にたくさんのチェーン展開をしているような飲食店であっても、年収1000万円を超える人はごく僅かです。

それでも休みがあまり無いのでお金を使う暇もありません。お金を使う機会といったら学生アルバイトと飲みに行く時くらいでしょう。

仕事の量に対して給与はかなり少なめです。他の業界なら同じくらい働いても給与は+200〜300万円は高くなるでしょう。

平均年収ランキング(業種別の平均年収/生涯賃金)【最新版】より引用

昇格昇進は営業職と同じ

飲食業界は非常に若い社員が多くおります。

20代で店長補佐としてオペレーションや店舗運営を学び、30歳前後で店長となるのが1番多い流れです。そして30代半ばから後半位になればスーパーバイザーになったり、本部への勤務となります。

反対に、この流れに乗れないということになると、40代以降もずっと平社員のままキャリアを終えることになります。

では、どうしたら上に行けるかというと、先ほども言ったように店舗の売り上げを作ることが一番大きな評価です。そして売り上げを作るにはアルバイトの採用や教育も必要だし、店の管理全体が影響してきます。

求められる能力は多岐に渡るので若いうちから経験を積むことが出来るので、独立思考の高い人にはこの点では他の業界より優位なところかもしれません。

業界の先行きに不安がある

これからの時代、人口はどんどん減ってきます。そして、高齢化社会が加速していくことになります。

つまり、世の中から胃袋が減っていくということです。

食べる人が減れば飲食店の需要も無くなります。

それだけでなく、景気にも左右されやすい業界です。財布の紐はキツくなるばかり。特にファミリー層をターゲットとしている飲食店はこれから先はかなり厳しい時代になるでしょう。

しかしまだまだ生き残っていける道があるのは、ターゲットを20代〜30代のOL層としているような飲食店です。

この層の財布の紐はそこまで固くありません。

良い物には多少高くてもお金を出します。

しかも、客層もとても良いのです。

牛丼屋やハンバーガーショップなどは単価も安いので客のレベルも低く、どうしようも無い客を相手にしなければならないこともあります。しかし、OL層はそういったことはあまりありません。

飲食業界で働くのならこの20代〜30代のOL層をターゲットとしている店が良いでしょう。

飲食業界に就職・転職したいならどうしたら良いのか

飲食業界への転職は比較的難易度は低くなっております。

ではどういった人が求められるかというと、やはり接客業であるため清潔感のある印象というのは欠かせなくなります。また、飲食店で働いている人のほとんどの人はアルバイト社員のため、アルバイトをまとめていくと言うコミニケーション能力も必要となります。

それ以外にも、店舗を運営していくスキルも必要とはなってくるのですが、入社前の段階で備えているような必要もなく、やっていくうちに覚えていけば良いというものなので入社前の判断材料にはあまりなっておりません。

仕事は体力勝負なところがかなりあります。そのため健康体であると言うところも非常に大切な要素でございます。

中途採用に関しては20代でしたら未経験でも可能です。しかし、30歳以降となると未経験での転職と言うのは非常に厳しくなってきます。30代でも店長経験がある方だったら同業界での転職と言うのはできると思います。

しかし、30代でも店長経験のないとかなり厳しい状況です。40代以降になってくると、店長経験があったとしても転職については相当厳しいものだと思います。

飲食業界の次はどんなキャリアが可能になるのか

20代であるなら飲食業界から別の業界・職種へのキャリアチェンジは可能です。

しかし飲食業でやっていた経験が生かせるような職種なら転職も可能という表現の方が正しいでしょう。

例えば証券会社や金融業界への転職というのは非常に難しいです。

もし28歳で転職することになった場合、大卒で入社していれば既に6年ほどの社会人経験があります。6年で経験することはとてもたくさんあります。そこを1から全く違う業界に入って覚えていくのですから、専門的な知識を必要とする業界ではこの差を埋めるのにどのくらいの時間がかかるでしょうか。

あまりにも人手が足りていないIT業界などは未経験でも転職できます。その代わり、勉強することが山のようにありますので、転職してから最低でも3年間は仕事が終わってからの時間や休日なども勉強尽くしの日々になることは覚悟しておきましょう。

そして、未経験と称して給与がものすごく低いところからのスタートとなります。30歳目前の年齢でも新卒と同様に300万円くらいからのスタートとなります。

飲食業界をやっていたというところもあり人と話す事はでは苦ないというところと、売り上げを管理したりする能力等もあることから、営業職へのキャリアチェンジが1番現実的な選択です。

反対に言えば、それ以外の職種に転職するのかなり厳しいでしょう。

30代以降ともなれば別業界への転職というのはほとんど無理だと思ってください。

30代以降でも同じ飲食業界への転職なら可能だとは思いますが、やはり店長の経験もしていないと厳しいものでしょう。

40代以降ともなれば、同じ飲食業界への転職でもほとんど可能性はない状況です。転職をあきらめその会社でどのようなキャリアを進んでいくかを真剣に考えていった方が良いでしょう。

もしくは自分で独立して店を出すと言うことを考えるべきだと思います。

覚悟がなければ飲食業界では働いてはいけない

飲食業界で働くということはこういうことなのです。

  • 給与が安い
  • 休日がほとんどない
  • アルバイトの管理にはかなりのストレスがかかる
  • 接客能力ではなく営業能力が必要となる
  • 専門的な知識や能力はほとんど身に付かない
  • 他の業界や職種に転職するのが難しい
  • 業界全体が衰退していく
  • 女性で出産後に子育て両立するのはほとんど無理

このように悪いような面ばかりを書いてしまいましたが、このくらいの覚悟がないと飲食業界で働くのは難しいということです。

反対に、この覚悟があってどうしても飲食業界で働きたいというのならとても良い経験になるでしょう。

飲食業界は独立もしやすいので、若いうちに経験を積んで自分の店を持つことも可能です。

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