富士薬品はやばいって本当？「最悪」「潰れる」と言われる真相や年収・残業＆休日などの働く環境の実態

富士薬品という会社を聞いたことはありますか?

配置薬販売、ドラッグストア・調剤薬局の運営、医薬品の研修開発、医薬品製造の5つの複合的な医薬事業を展開している会社です。

富士薬品をネットで検索すると「やばい」「やめとけ」「激務」「怪しい」「ひどい」「最悪」などのネガティブな表現が出てきます。でもそれって本当なのでしょうか？何がそんなに「やばい」のでしょうか？

富士薬品の働く環境について知りくないですか？

• 休みは取れるの？
• どんな会社なの?
• 社風は?
• 残業は多いの?
• 年収は?
• 実態はどうなの？

この記事では富士薬品の社風や休日・残業・年収や「やばい」「やめとけ」「激務」「怪しい」「ひどい」「最悪」と言われる理由や口コミ＆評判について、実態を解説しています。

就職・転職に失敗したくない人は必見です。

どんな会社なのか

富士薬品は配置薬販売、ドラッグストア・調剤薬局の運営、医薬品の研修開発、医薬品製造の5つの複合的な医薬事業を展開している会社です。

1930年の富山県富山市で配置薬販売業から創業されています。

その後全国展開を進め、1986年より医薬品を自社開発することを始めます。

新薬開発についても研究を積極的に行っており、高尿酸血症治療薬「トピロリック錠」の新薬開発に成功し、2013年に販売を開始しました。

現在は埼玉県さいたま市に本社にあります。

売上高約3700億（2021年度）、従業員19,733名（連結／パート・アルバイト等含む） ※2022年３月末現在　という大企業ながら非上場となっています。

医薬品の販売事業と医薬品の製造事業という製販一貫体制のビジネスモデルを持っていることが強みです。

全国に配置薬営業所、ドラッグストアセイムスがあり、地域に根付く医薬品サービスを展開している企業です。

働く環境などの実態

それではここからは、「富士薬品」の実際の働く環境などについて解説していきます。

社風

年功序列で昭和のような雰囲気の企業気質が未だに感じられる社風です。

配置薬の営業所やドラッグストアは全国に多数あるため、営業所や店舗や一緒に働く上司によっても雰囲気は違いますが、コミュニケーションが取りやすい環境ではあります。

配置薬営業に関しては個人でルートセールスを行うため、個人事業主のような働き方になっています。

営業職はとにかく売上重視、ノルマ重視、という古くからの体育会系が感じられる雰囲気です。

休日・残業

休日・残業に関しても職種や営業所によって異なります。

配置薬営業

9時出社～20時頃まで勤務　残業代はみなし残業制を採用しているため固定です。

数字をこなさないと帰れない、という風潮が「ブラック」「最悪」と言われるひとつの原因かもしれません。

一方でノルマをクリアすることができれば、早く帰宅することも可能なため個人の裁量が試される環境といえるでしょう。

土日祝休みではありますが、祝日がある週は土曜日出勤のため、年間休日も少ないことにつながっています。

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学会などに出席しない限り、基本的には土日祝休みです。しかし祝日がある週は土曜日出勤、という点は配置薬営業と同じということが不満としてあがっています。

基本的に病院へ直行直帰というスタイルのため、自身のスケジュール次第で残業なども調整が可能です。

休日と8時前と20時以降はメールを送ってはいけないルールがあるため、終業後はしっかりと自分の時間が持てます。有給は事前に言えば取りやすい環境です。

ドラッグストア勤務

店舗の規模や在籍しているスタッフ数によって、残業時間や休みは大きく変わってきます。

ドラッグストアというお店の特性上、登録販売者という有資格者が営業時間内に必ず在籍していなくてはいけません。

場合によっては８時～２３時まで勤務することもあるため、「残業が多い会社」と言われてしまう要因だと考えられます。

店舗業務のため、土日含むシフト制ですが、週２日の公休が取れない場合にはエリアマネージャーが応援に入ることもあります。

有給や長期休みも同様に資格者の有無によって取得しやすさが異なってきます。

また、店長の場合、公休日であっても店舗スタッフから問い合わせの電話が来ることもあり、オンオフの切り替えができないため「ブラックだ」と感じる人も多いかもしれません。

共通

副業は現状では禁止です。

本社はリモートワークをしていますが、営業は原則不可です。

年収

富士薬品の年収については約398万円となっています。

年代別に見てみると次の通りとなります。

20代：250万円～350万円
30代：300万円～450万円
40代：450万円～550万円
50代：550万円～660万円

富士薬品は職種別に採用をしていることもあり、職種や部署によっても差があります。

富士薬品の新卒採用ページではそれぞれの職種についての月給ベースの初任給が掲載されています。（2022年現在）

配置薬営業

月給222,161円～268,932円・保障給60,000円を含む
※初年度～2年目上半期：60,000円、2年目下半期～3年目上半期：20,000円

・みなし残業手当32,161円～38,982円を含む（みなし残業手当は月間22.5時間分）
月間22.5時間を超える残業が確認された場合は別途超過分を支給。

・勤務地（都道府県）により金額は異なる

※2020年4月実績
諸手当：績連動給、配置営業従事者手当、年次給、通勤手当、扶養手当、登録販売者手当、時間外手当
賞与：業績給として支給

ドラッグストア勤務

大卒：207,000円
短大：192,000円
高卒：183,000円

諸手当：勤手当、扶養手当、登録販売者手当、時間外手当

賞与：2回（7月、12月）

薬剤師

給与：任給:321,500円 (基本給:216,500円+薬剤師手当105,000円)
諸手当：勤手当、扶養手当、住宅補助手当条件有り、管理薬剤師手当、時間外手当
賞与：2回（7月、12月）

合わせて実際に働いている方からのクチコミから実情を紹介します。

配置薬営業

固定給は安く、営業成績によって歩合が加算されるという仕組みです。賞与の支給はなく月給にて還元という考え方です。

年齢や経験年数は関係なく完全に実力主義です。

ボーナス支給がなし、基本給が低いということから「最悪な職場だ」と思われてしまうかもしれませんが、営業力がある人にとっては大いに稼げるチャンスがあるともいえます。

みなし残業のため、遅くまで働いても残業代は出ないため、効率よく仕事をこなすことが重要になりそうです。

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営業日当として1日3000円の支給があり、業界内でも高いですが、賞与に関しては少し低い印象です。

評価制度はあるため、その評価をもとに賞与や昇給が決まる仕組みです。

ドラッグストア勤務

販売登録者手当、店長手当があります。

賞与は半年ごとの評価制度によって決まりますが、お店の規模や立地条件によって店舗売上が左右されるため、小さい規模のお店は評価や賞与の支給が厳しいことが多いです。

薬剤師

薬剤師手当はあるが、基本給が少なくなってきているため手取りが減っている

社内試験があり、そこに合格をしなければ減給の可能性がある。

全職種共通

大手企業ということもあり、福利厚生はしっかりしています。

HPの募集要項には下記の通り掲載されています。

・休暇
年間休日117日、特別休暇、介護休暇

・子育て支援
産前産後休暇、育児休暇、育児短時間勤務制度、育児短時間勤務延長制度

・暮らし、手当
通勤手当、扶養手当、住宅補助手当、登録販売者手当、社員販売サイト、会員制宿泊施設、慶弔金

・各種サポート
財形貯蓄、退職金制度、サークル活動およびレクリエーション補助制度、自己啓発助成金制度、薬剤師賠償責任保険、定期健康診断、労働組合

【まとめ】

富士薬品の仕事は営業職、ドラッグストア勤務という過酷な業務のため、実情を聞くと劣悪な環境と思われる方もいるかもしれません。

また、全国に営業所、店舗があるため、希望をすれば地元で腰を据えて働くことができます。

地域密着も会社として掲げているため、地元で働きたいという方には候補となる企業です。

転職するにはどうしたら良いか

現在富士薬品の求人はdodaでは２０件以上掲載されています。営業職は未経験でも可能の求人となっています。

求人サイト経由での応募も良いですが、転職エージェントでも取り扱っている会社はたくさんあります。

富士薬品は人気があるので何も対策をせずにエントリーしたらあっけなく落とされる可能性があります。

転職エージェントにはこれまでに採用支援を行った人のデータが蓄積されています。

• どんな人が採用されたのか
• どんな対策を行ったのか
• どんな人は不採用になったのか

1人で考えていても分からないことなので、積極的に転職エージェントに登録をしてまずは相談をしてみましょう。