日機装がやばい？評判や年収＆休日・残業などの働く環境の実態について解説

日機装という会社を聞いたことはありますか?

普段の生活をしていると馴染みがあまりないと思われますが、日機装株式会社は工業用特殊ポンプ・電子部品製造装置・航空機部品・人工透析装置などの開発・製造・販売を行っている会社です。

• 休みは取れるの？
• どんな会社なの?
• 社風は?
• 残業は多いの?
• 年収は?
• 実態はどうなの？

実際に日機装で働いていた人の生の声を多数聞いてきましたので、今回はそんな日機装の実態について解説していきます。

どんな会社なのか

日機装株式会社は工業用特殊ポンプ・電子部品製造装置・航空機部品・人工透析装置などの開発・製造・販売を行っている会社です。

1953年に特殊ポンプ工業株式会社として創業。特殊ポンプの輸入と国産化を目指す事業を始め、1956年には日本初の特殊ポンプの開発に成功します。

その後も産業用特殊ポンプやそのシステム製品、CFRP（炭素繊維強化プラスチック）製航空機部品、血液透析用の医療部門機器などの分野でパイオニアとして技術力を発揮し、新たな市場を作り出してきました。

コーポレートステートメントは「Original technologies」という「独創的な技術」で社会に貢献をしていくという会社の姿勢を表しています。

現在は海外にも多くの関連企業を持つ、東証プライム上場の大企業です。

本社郵便番号	150-6022
本社所在地	東京都渋谷区恵比寿4丁目20番3号　恵比寿ガーデンプレイスタワー22階
本社電話番号	03-3443-3711
創業	1950年3月7日
設立	1953年12月26日
資本金	65億4,434万円
従業員	2,038名（グループ会社連結 : 8,488名） ※2021年6月末現在
売上高	1,677億円（2021年12月期）
事業所	■本社：東京（渋谷区 恵比寿） ■工場：東京（東村山市）、静岡（牧之原市）、石川（金沢市）、宮崎（宮崎市） ■営業所：札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡など

働く環境などの実態

それではここからは実際に働く環境などの実態について解説していきます。

社風

クチコミサイトから以下のような社員の声が上がっています。

経営陣の意見が強く古い企業体質が残っている。

経営陣の意見が強く、末端の社員の意見は通りにくいと感じる社員が多いようです。組織も縦割りのため、風通しも悪いと感じる部分もあるという声が上がっています。

部署にもよりますが、男性優位、残業・休日出勤は美徳という考え方がまだ残っているようで古い日本の企業体質を表していると言えそうです。

会社としては新たな技術を作り出してきた企業ではありますが、保守的であり新しいことへのチャレンジにはネガティブだと感じる、という社員の声も多数ありました。

事業部ごとの交流は少ない。

部署間の交流はほとんどなく、事業部をまたいだ異動もよほどの事情がない限りありません。

穏やかな人が多い社風

部署にもよりますが、社員同士のコミュニケーションは最低限のようです。

とがった人よりも周りと調和をするタイプの社員の方が好まれる傾向があります。

また、グローバルに展開している企業のため、社員も多国籍になっています。

平均年齢は42.3歳、平均勤続年数は12．2年となっています。

休日・残業

「残業や休日出勤は美徳」という考えが根強くありましたが、最近では働き方改革が進み、ワークライフバランスは取りやすくなっています。

部署によって残業時間は多め

コロナ禍を経て朝5時～22時までの間で自由に働ける仕組みになり、テレワークを利用しながら自分の都合で働くことが可能です。

しかし、繁忙期には残業が多くなることもあります。

土日に出勤する部署、職種もあり

特にシステムエンジニアは人手不足やトラブル対応などで休みが取りづらかったり残業が多くなる傾向があります。

特に医療系の製品を扱う部署は病院が休みの日に作業をしなければならず、土日出勤をすることも多いそうです。昔は振替休日も取れず、連勤は当たり前でしたが、最近では必ず振替休日を取ることが進められています。

時短勤務や育休制度も利用が可能

育児や介護のための時短勤務を取得する社員も増えてきました。男性の育休取得者もおり、1時間ごとに有給取得をすることが可能です。

有給休暇は取りやすい

部署にもよりますが、繁忙期以外は有給休暇も取りやすいです。ＧＷや夏季休暇などと合わせて長い連休を取得する社員もいます。

給与

20代：350万円～450万円
30代：400万円～800万円
40代：400万円～600万円

上場企業にしては「基本給が安い」と感じる社員が多いようです。

給料については職位ごとに職務給が異なり、同じ職位の中でも実績により給料の増減があります。

残業代は別途上乗せされます。また、システムエンジニアなど休日出勤が多い部署はその分の残業代の支給はあります。

実力主義だが年功序列の一面もある。

実力があれば昇格することが可能な実力主義ですが、実力がなくてもある程度の年齢になれば昇格試験を受けることが可能です。

評価制度もあり、実力次第で変わる環境ではあるものの、実質的には年功序列の要素も強い給料体系となっています。頑張れば頑張った分認められる文化があります。

賞与はある程度一律支給

賞与は年2回ですが、業績による増減はありますが、ある程度安定的な額の支給がほぼ一律で見込めます。

昇格は実力次第

年1回の評価により昇格の資格に値する候補者の中から昇格者が選ばれていく仕組みです。ある程度の年齢になれば昇格試験を受けることも可能です。

実力で決まりますが、上司と仲が良い人が昇格しやすい傾向はあります。マネージャー以上は実力がある方が昇格されているようです。

福利厚生は住宅手当を始めとても充実している。

福利厚生は大企業らしく充実しています。基本給は安いものの、手当が充実していることで手取り金額が多くなり満足している社員が多いようです。

特に住宅手当は8割支給があり（上限金額あり、規定あり）、社員からも「助かる」と好評です。

福利厚生に関しては下記の通り求人情報に掲載されています。

採用基本情報：教育・福利厚生 | 日機装株式会社

日機装株式会社の新卒採用ページです。日機装の教育・研修制度と働きやすい職場づくりへの取り組みを掲載しています。

www.nikkiso.co.jp

＜各種制度＞

通勤手当、家族手当、住宅手当、寮社宅、健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険、退職金制度

【給付金・奨励金】
結婚祝い金、出産祝い金、死亡弔慰金、高度障害見舞金、傷病見舞金、災害見舞金、公的資格取得奨励金、通信教育奨励金、提案褒賞金、従業員表彰賞金、

【保険】
団体定期保険、団体総合生活保障保険

【施設】
社宅・独身寮、保養所、社員食堂あり

＜休日・休暇＞

完全週休2日制（休日は土日祝日）、年間有給休暇7日～10日（下限日数は、入社直後の付与日数となります）産後休暇、育児休暇、看護休暇、慶弔休暇、55歳リフレッシュ休暇、

年間休日日数123日産前産後・育児休暇など

【まとめ】

日機装は昔ながらの古い企業体質が残る部分もあり、部署によっては残業や休日出勤もあるため、「やばい」「ブラック」と感じる社員も多いようです。

基本給は安いことに不満を持つ社員もいますが、大企業らしく福利厚生が充実している点は魅力のひとつです。

興味がある方は応募をしてみましょう。

転職するにはどうしたら良いのか

現在、日機装の中途採用については転職サイトDODAや自社HPなどに掲載されています。

日機装は人気があるので何も対策をせずにエントリーしたらあっけなく落とされる可能性があります。

転職エージェントにはこれまでに採用支援を行った人のデータが蓄積されています。

• どんな人が採用されたのか
• どんな対策を行ったのか
• どんな人は不採用になったのか

1人で考えていても分からないことなので、積極的に転職エージェントに登録をしてまずは相談をしてみましょう。