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「上司が怖い!」報告が出来ないなどの障害が発生する原因と上司との付き合い方について解説

仕事の悩み・仕事術
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「上司が怖い」

これは社会人でしたら誰もが経験のあることではないでしょうか。

私自身、何度上司を殴ってやろうと思ったことか分かりません。

それにしても、なぜみなさん「上司が怖い」と感じるのでしょうか。

今回は、上司が怖いと感じる原因と、怖いと感じてしまったことによって起こる問題点。そして、その時の対処法について解説していきます。

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この記事を書いた人
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滝谷真也

1982年埼玉県生まれの41歳。現在は東京都在住。仕事の軸を「キャリアと教育」としており、採用のスペシャリスト。これまでに自社の社員採用や教育、そして転職エージェントとしての採用支援のキャリアを持っており、1000人以上の就職・転職支援を行う。

現在は社員採用に加え、営業推進やマーケティング業務などをやってます。
人事採用関連の経験や元転職エージェントとしての経験で培った転職情報を中心に発信していきます。

【経歴】
・理系大学卒業
・大手人材サービス会社での営業 3年
・人材サービスベンチャー企業での営業 3年
・大学職員(就職課)キャリアアドバイザー 3年
・現在は東証プライム上場企業グループの採用マネージャー(課長職) 10年

記事の更新情報や日々の出来事はSNSで発信します。 フォローしてもらえるとうれしいです。

上司が怖いと感じるのはなぜ?どんな原因がある?

上司が感じよくて、気さくで仕事もできて…なんて人だったら超理想的ですよね。

あなたの上司はどんな人ですか?

この記事を読んでいるということは、上司を怖いと思っているからなのかもしれませんね。

上司という立場の人に一体なにを求めるのかって、人によって違いますし、上司と部下の関係とはいえど、結局は人と人です。

合う合わないはあります。

まず、今なぜ上司を怖いと思っているのか、少し考えてみてください。

上司が怖いと感じる原因①高圧的な物言いな上司!

言葉が優しくない上司もいます…。

これはその上司の性格の問題なのかもしれません。

体育会系の職場なんて言葉がありますが、やっぱり高圧的な言い方をされると良い気はしませんし、自分が言われたわけでもなくても、聞こえてくる言葉がきつい言葉だったりすると、聞いているだけで萎縮してしまいます。

特に、感情をコントロールできなくて悪い口調になる上司なのであれば、関わるのすら嫌になるでしょう。

上司ももしかしたら、オラオラ系ではなく、社内のノルマに追われていて余裕がなかったり、家庭に居場所がない反動で会社で横柄な態度を取っていたりするのかもしれませんが…。

しかし、まったくきつく言っている自覚すらない人もいますし、方言や言い方の地域差が原因なんてこともあります。

地方出身者ならわかるかもしれませんが、話し方・イントネーションだけでも、言葉に圧を感じることもゼロじゃないんですよね。

上司が怖いと感じる原因②悪い人ではないけど無口

実際ちゃんと話したら全然いい人なのに、上司らしい厳格なオーラがあるのはいいのですが、無口な人の場合、怖いと感じられてしまうこともあります。

沈黙が怖い・苦手って日本人って多いもの。日本って調和とか輪を大事にする人も多いため、無口って怖いんですよね。

人見知りなのかもしれませんが、無口とか言葉が少ない人だと、“その人の人となり”が読めなくて、近付きがたくなってしまいます。

欧米ではコミュニケーションを積極的にとる文化があり、詳しく知らない人とも「いい天気だね!」「調子どう?」なんて会話をするのが当たり前。

控えめな日本人は知らない人に積極的に話しはしませんよね。

話さない人が多いため、欧米人からしたら日本人って「話さないから何考えてるのかわからないこの人。怖い」と思われることがあるんですよ。

この余談は「無口=怖い」につながる一例として挙げてみました。そう、話さないって人柄はわからないから、怖いんです!

上司が怖いと感じる原因③見た目から怖い!

態度や人相が怖い上司…堅物そうでとっつきにくい見た目だと、話す前からちょっと萎縮してしまいますよね。

態度が怖いのは問題といえそうですが、見た目が怖いという理由で怖い人認定されたら、ちょっと上司もかわいそうかも…。

人間、好みがありますし、これまでの経験からこういう見た目の人苦手…などはあるかもしれませんが、見た目や態度が怖くても、話している言葉を聞いてたら、実は面白い人ってことはないでしょうか?!

上司が怖いと感じる原因④一方的に萎縮し過ぎ…

「上司!」というだけで、一方的に緊張していないでしょうか?

どういう人柄かわかるまでは、構えてしまうこともあるのはわかりますが、上司といえば自分の評価とする立場の人でもある分、「下手なことはできない…」と怖がって、距離を置こうとする人もいます。

確かに上司となると、失礼なことをしてはいけないというプレッシャーから、勝手にビビッてしまう気持ちもわからなくないのですが…。

上司が怖いと感じる原因⑤社風やトップダウン型

ワンマンタイプの企業、トップダウン型で上の言うことに従うのみの環境、上司は絶対…という社風で、こちらの意見なども聞く耳を持たない場合であれば、苦手だと感じたり、従ってついていかないと…と怯えてしまうこともあるでしょう。

上の言うことをやってなんぼという環境では、言われたことをやれないと怒られそう…と緊張してしまう場合もありますからね。

上司が怖いと感じている人が抱えがちな悩みとは?

怖いと思っている以上、率先して話しに行くのも難しくなってしまいますよね。

本来であれば、上司と自身の歩み寄りが大事です。

上司もハラスメントまがいな言動をしていたら問題ですが、こちらも歩み寄りもしないで一方的に怖がって萎縮しているのも違いますし…。

しかし、そんな環境・関係が続くと悩みも出てきて、自分が苦しむはめになることも…。どんな悩みか少し例を挙げてみます。

解決できないことを後回しに…仕事が終わらない

上司の判断が必要だ・聞かないと終わらない作業も、聞けないまま後回しにしてしまうのですから、未処理の仕事が溜まる一方です。

こうなってしまうと、仕事が停滞し、解決していないものを抱えるプレッシャーも出てきますし、「いつか聞かないと…」という気の重さを引きずりながら仕事をしている状態なので、パフォーマンスも落ちてきてしまいます。

怖かろうが、腹をくくって話しかけないと終わりません。

しかも、こういう気が進まないことを後回しにする習慣をつけてしまうと、効率が落ちて残業が増えてしまったり、仕事を抱えてパニックになったりと、気持ちが楽にならない上に、嫌な感情も増えていく一方になってしまいます…。

嫌なことを引きずったまま、仕事を溜め込むのは自分を追い込むだけなんですね。

威圧感を感じて萎縮してしまう

口が悪い上司・威圧的な言い方をする上司の場合は、自分の意見を言えない(言ったら何を言われるかわからない)と、萎縮してしまうことがあります。

たとえば、同僚が上司にひどい言われ方をしている姿を見ていたら、必要な報告ですら「上司の思うようにでき上っていなければ自分も怒られるかもしれない…」と、話しかけるのが億劫になることでしょう。報告すること自体も億劫に感じませんか?

仕事ですから、仲良しクラブではなくある程度の緊張感も必要な時もありますが、常に緊張して萎縮していると、言うまでもなく、パフォーマンスも下がります。

本来できることであっても、「間違ったらこっぴどく怒られるのでは…」と怯えて焦ってしまい、上司に報告するのすら、嫌なことを言われるかもという心構えをして挑まなければなりません。

これじゃ精神的に身が持ちませんよね。

ミスが増えて成長が遅れる…

高圧的な発言をする上司もいれば早口な上司もいて、「上司」という立場の人に聞き返すのが怖くて聞かないまま職場にいる状況です。

それでは、正しい知識や判断がわからず、ミスが増えることも否めません。

ミスして怒られて、でも心の中で「だって怖いんだもん…」なんて思っていたとしても、それでは仕事になりません…。

報告・相談・連絡は仕事の基本。的確に報連相ができない=成長も遅れるということ。

でも、少し触れたように心の中で「だって怖いんだもん…」という気持ちを抱いていては、本人もきっと仕事は楽しくないのではないでしょうか。

報告という大事なことでも、怖いからといってできないのであれば、相当社内の雰囲気も悪い可能性もありますが、一歩間違えればあなた自身が「報告なしにやる人」として、目を付けられている可能性も…。

これでは両者共にハッピーではない関係になってしまいますね。

上司が怖くてコミュニケーションが取れないのはリスクだらけ…

上司が怖くてコミュニケーションを取れないというのは、本人も居心地が悪いでしょうが、なによりも仕事としてもリスクがあるので、できれば解決していきたい悩みです。

先ほど少し触れたように、上司の判断が必要な時に聞かないということは、仕事の効率も落ちる上に、自身も報連相の基礎がなっていない人として見られてしまう危険もあります。具体的なリスクを確認してみましょう。

上司の判断なしに勝手に進めてしまう

一番の問題は、怖いからという理由で聞きもせずに、「ま、いっか」という流れで作業を勝手に進めてしまうこと。

これは社会人としての少し責任感が欠けているように思われる行動ですし、間違っていたら誰かが注意してくれるだろうという考えをしていると、間違えたまま覚えてしまってしまう危険も…。

怖くてコミュニケーションを取らなかったがために、もっと怖い現実が待っている可能性もあります。

停滞してしまった仕事のフォロー

上司の判断を仰がなかったがために仕事が停滞してしまい、結果、部のみんなを巻き込んでのフォローや修正が必要になることもあります。

不安が残るまま進めてしまった仕事が、後になって間違えていたとなった時の二度手間や残業量。聞かなかったがために、ストップしてギリギリまで放置した残務…。

こういったことが原因で、他の人の手を煩わせてしまうほど、人をも巻き込む問題を起こしてしまう可能性も…。

部署全体の進捗・連携に支障が…

部署として上司が進捗を管理している場合なども、言うまでもなく、業務に支障をきたす原因になります。

ひとりで完結する仕事もあるでしょうが、基本的には連携があって成り立っているものが多く、誰かひとりがつまずくと、管理している上司、共に働く同僚にも影響が出てしまうこともあるものです。

上司としては、誰がどこまでどうできているのかを管理・把握しておきたいこともありますからね。

怖い上司とのコミュニケーションが良くなるとどうなる?

上司が怖いと思いながら働いているのであれば、恐らく仕事がつらい・楽しくないのではないでしょうか。

上司という手前、逃げられる存在ではありませんし、まして自身の人事評価などにも関係する存在ですしね。

上司とのコミュニケーションを潤滑にできれば、怖いまま働くよりもメリットはたくさんあります。(念のため先に言っておきますが、これは「上司に媚びろ」というわけではありませんからね)

たとえば、

  • わからないことはすぐに解決できて効率も上がる
  • わからないことを溜め込まないので成長も早くなる
  • いつでも話しかけていいという安心感からリラックスして働ける
  • 上司からの話で学ぶことができる
  • 部署の全体的な雰囲気もよくなる

など、いいこと尽くし!

もちろん、行き過ぎたコミュニケーションも、それはそれで問題でもあるのですが…。しかし、怯えて仕事をするよりもよっぽど良くなりますよね?!

上司が怖いと感じている人がとるべき対処法とは?

怖いものは怖いんだから…といって、逃げていても何も解決もしませんし、前進もしません。上司に問題があろうと、報連相を怠ると自分に跳ね返ってくるリスクも大きくなってしまいます。

どれだけ怖くても割り切って、仕事は仕事としてやらないといけませんし、楽しく働くためにも上司とのコミュニケーションは上手にこなせるに越したことはありません。

対処法についても考えてみましょう。

自らコミュニケーションを取りに行くのも大事!

自分は待ちの姿勢のまま、怖いと言っているのであれば、やはり少しの勇気も必要です。

食わず嫌いといいますか、ちゃんと話してもいないのに、怖いと自ら線引きしている場合も大いにあります。

しかも、そういった苦手意識や思い込み、先入観って自分で勝手に作り上げたものもありませんか?

苦手意識はひとまず封印して、フラットな気持ちでコミュニケーションを取るのも必要ですよ。

”あえて”他の人が近くにいる時に報告する

態度が横柄、言い方がキツイなど、要は上司の人柄的にすぐイライラしたり、嫌味な言い方をしたりする人なのであれば、2人の時ではなく、近くに人がいるタイミングで報告しにいくのもありです。

他に人がいる手前、上司も言い方に気を付ける可能性もありますし、他に人がいてもり言い方がキツイ場合であっても、周りの人もしっかり聞いているので、味方になってくれることもありますからね。

取り急ぎメッセージでも可能!でもできれば口頭で!

直接言うのは怖いから、メッセージで…というのも、とりあえずの策のひとつです。

ただ、毎回それで済ますわけにもいきませんし、上司には自分以上のメッセージ(メール)量があることでしょうから、読む手間・読み忘れなどがあっても困ります。

また、メッセージだけだと味気なくなってしまいますので、メッセージで伝えた上で、ひと声かけておくなど、少し工夫をして歩み寄る姿勢を見せてみましょう。

上司に報告するタイミングも重要!

いくら必要な報告だとしても、気を付けておきたいのは、伝えるタイミングです。

上司の予定が社内の共有カレンダーなどで把握できるのであれば、予定がある時間の前は避ける、余裕がなさそうな時は、ひと声かけるなどして歩み寄ってみましょう。

上司も忙しいタイミングだと、片手間で聞いている可能性もあり、せっかく勇気を出して伝えたのに、聞いたことすら忘れてしまうこともありますからね。

伝えるべきこと・意見をまとめておこう!

怖くてうまく話せないかも…ということであれば、先に伝えることをまとめて、自分なりの意見や聞きたいことをまとめて、明確にしておきましょう。

「怖い!」と思って萎縮してしまうと、思っていたことを伝えられなかったり、上司からの質問や意見に対応できなくなってしまうこともあります。

そのため、伝えるなりの準備をしておけば、少し気楽になってきますよ!

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