野村不動産がやばい？年収や残業＆休日などの働く環境の実態について解説

野村不動産という会社を聞いたことはありますか?

普段の生活をしていると馴染みがあまりないと思われますが、総合不動産ディベロッパーとしてとても有名な会社です。

• 休みは取れるの？
• どんな会社なの?
• 社風は?
• 残業は多いの?
• 年収は?
• 実態はどうなの？

実際に野村不動産で働いていた人の生の声を多数聞いてきましたので、今回はそんな野村不動産の実態について解説していきます。

どんな会社なのか

野村不動産は1928年に設立された総合不動産ディベロッパーです。

当時は野村證券から不動産事業を独立した形で設立されました。2006年に上場企業の野村不動産ホールディングス株式会社の持ち株会社体制に移行されています。

特に住宅部門では高級分譲マンション「プラウド」のブランドが有名です。

最近では従業員の心身ともに健康で働けるように、という「ウェルネス経営」の取り組みを積極的に行っています。

本社所在地	東京都新宿区西新宿1-26-2　新宿野村ビル
本社電話番号	03-3345-0395
創立年月日	1957年4月15日
資本金	20億円（2021年4月1日現在／単独）
従業員	2,088名（2021年4月1日現在）
売上高	3,873億3,800万円（2021年3月期）
本社／支店	本社／東京 支社／西日本 支店／仙台、名古屋、京都、広島、福岡 海外拠点
役員	代表取締役社長　松尾 大作

働く環境などの実態

それではここからは実際に働く環境などの実態について解説していきます

社風

基本的には体育会系の社風で、元気で活発な社員が多く在籍しています。

毎年数十人単位で新卒社員を採用していますが、若手社員をしっかりと育てよう、という風土があります。

新人にも仕事をさせてくれる環境のため、若いうちからいろんな仕事を経験することができます。

先輩や上司の面倒見がいいだけではなく、部長や役員との距離も近く、風通しのいい環境で働くことができます。部署によっては上司に対しても「さん」付けで呼び合うなど、フラットな関係を築いています。

女性社員も増えてきましたが、まだ男性優位の雰囲気が強いようです。

野村不動産が「やばい」と言われる原因のひとつは、2018年に「ブラック企業大賞」にノミネートされたことです。野村不動産では「裁量労働制」が違法適用されており、16年9月に50代の男性社員が過労自殺していたことが18年3月に発覚してしました。

野村不動産は「企画業務型裁量労働制」を導入しており、亡くなった社員にもこれが適用されていたため1か月の残業時間が180時間を超えるほどの長時間労働をしていました。

18年版「ブラック企業大賞」9社ノミネート　野村不動産、スルガ銀、財務省など

「第7回ブラック企業大賞」のノミネート企業が発表された。今年は野村不動産、スルガ銀行、財務省など9社が挙がった。「大賞」「業界賞」などの各賞は12月23日に発表される。

www.itmedia.co.jp

しかし、その後は残業時間の抑制などが行われ、「社員が活き活きと働く、ウェルネスの実現」を目指す「ウェルネス経営」に力を入れています。

過度な残業時間にならないよう職場環境を整えるのと同時に、社員の健康管理も会社で取り組んでいます。

休日・残業

休日・残業については部署によっても変わってきますが、過度な残業時間にならないよう管理をされています。過去には遅くまでの残業が当たり前な環境でしたが、最近では働き方改革がされており改善をされています。

19時頃帰宅する社員が多く、遅くとも20時にはパソコンがシャットダウンされてしまうため、「やばい」と感じるほどの残業時間になることはほとんどないようです。（20時以降にパソコンを使用したいときには申請が必要となります。）

休日に関しては、個人のお客様となる住宅の部署は土日も仕事があり、基本的には平日休みとなります。また、勤務時間もお客様対応のため長い傾向があります。

休みの日にお客様の対応があることも場合によってはあります。

なかなか土日は休めませんが、平日休みの部署に関しては別途手当が支給されます。

法人のお客様向けの部署では土日休みとなり、勤務時間についても住宅の部門よりも管理がしやすいようです。

有給については取りやすく、積極的な取得を推奨されています。

リモートワークも一部取得ができます。

給与

20代：400万円～1200万円
30代：600万円～2500万円
40代：700万円～1400万円

大手企業ということもあり、基本給、賞与も高めの設定となっているため、満足をしている社員が多いようです。

基本的に年功序列の傾向がありますが、若くても実力があれば昇格することも可能、という実力主義の面もあります。出世が早い方であれば３０代半ばで課長、４０代で部長、４０代半ばで役員に昇格された方もいます。

昇給は年１回あり、毎年少しずつ給料アップが見込めます。

入社１０年目までは年次に合わせて上がっていくイメージで、それ以降は役職や実績によりグレードが上がっていくのでそれに伴い給料が決められていきます。

賞与は部門ごとの業績、個人の目標達成率、年次グレードで判断されて決まります。特に営業職は数字の実績が評価の基準となります。

営業職は別途営業手当の支給があります。

福利厚生に関しては下記の通り求人情報に掲載されています。

野村證券と共通しており、いろんな面で充実していて福利厚生についても満足をしている社員が多いようです。

資格取得制度では不動産業界で必要な宅建取得の講習の実施や英語教育の支援なども行っています。

＜各種制度＞
社会保険完備（野村證券健康保険組合加入）財産形成貯蓄制度 従業員持株会制度(野村不動産HD株式会社)、昼食費補助、確定拠出年金制度、リモートワーク可、時短制度、出産・育児支援制度、資格取得支援制度、研修支援制度

その他保養所や提携ホテルの宿泊割引などの福利厚生もあります。

＜休日・休暇＞
年間休日：126日(土曜・日曜・祝日)※夏季休暇、年末年始休暇含む、
有給休暇は入社直後14日（入社時に付与。入社月により月割り）

【まとめ】

野村不動産は過去には過労死が起きてしまうほどの過度な残業時間が横行されていたことなどから「やばい」と感じられる実態もありましたが、現在は会社全体で社員の心身の健康を重視する「ウェルネス経営」の推進などかなりワークライフバランスは改善されているようです

大手企業ということもあり給与面は安定しており、福利厚生もしっかりしています。

大手企業で自分の力を試したいという方はチャレンジしてみましょう。

転職するにはどうしたら良いのか

野村不動産は人気があるので何も対策をせずにエントリーしたらあっけなく落とされる可能性があります。

転職エージェントにはこれまでに採用支援を行った人のデータが蓄積されています。

• どんな人が採用されたのか
• どんな対策を行ったのか
• どんな人は不採用になったのか

1人で考えていても分からないことなので、積極的に転職エージェントに登録をしてまずは相談をしてみましょう。