システナはやばいって本当？パワハラはある？年収や残業＆休日などの働く環境の実態について解説

システナという会社を聞いたことはありますか?

普段の生活をしていると馴染みがあまりないと思われますが、東証プライム上場のIT関連企業としてとても有名な会社です。

システナをネットで検索すると「やばい」「やめとけ」「激務」「怪しい」「ひどい」「パワハラがある」などのネガティブな表現が出てきます。でもそれって本当なのでしょうか？何がそんなに「やばい」のでしょうか？

システナの働く環境について知りくないですか？

• 休みは取れるの？
• どんな会社なの?
• 社風は?
• 残業は多いの?
• 年収は?
• 実態はどうなの？

この記事ではシステナの社風や休日・残業・年収や「やばい」「やめとけ」「激務」「怪しい」「ひどい」「パワハラがある」と言われる理由や口コミ＆評判について、実態を解説しています。

就職・転職に失敗したくない人は必見です。

どんな会社なのか

株式会社システナは、東証プライム上場のIT関連企業です。

主力は、携帯電話向けのソフト開発や技術支援となりますが、その他にも自動運転などの自動車関連システム、ロボットや情報端末の開発、通信サーバー・ネットワーク構築、ポータルサイトシステム開発などの幅広いシステム開発を行っております。

1983年に設立し、主にクライアントのシステム開発に関わる業務を請け負う独立系SIer（エスアイヤー）として、国内でも歴史が長く、取引先は、大手通信キャリアやメーカーなど、国内大手企業を多数含みます。

従業員数は、2022年4月1日現在で、4,117名。グループ会社の社員まで含めた連結従業員数は5,545名となります。

年間の売上高は2022年3月期の連結実績で652億7,200万円となっており、2020年の645億5,200万円から、2021年は608億7,100万円とやや落ち込んでいたところを取り返しております。

本社は東京都港区にあり、その他にも、大阪支社や横浜、名古屋に事業所、開発センターなど各地に拠点があります。

関連会社は、総合ネットサービス事業の「株式会社ProVision」、BPOサービスやITサポートサービス、開発ソリューション、障がい者支援サービスを担う「東京都ビジネスサービス株式会社」、障がい福祉サービス事業の「株式会社ティービーエスオペレーション」、ソーシャルゲームの企画・運営を行う「株式会社GaYa」など、多数存在します。

また、海外には、アメリカに「Systena America Inc.」、ベトナムに「Systena Vietnam Co.,Ltd.」を展開しております。

本社所在地	東京都港区海岸1-2-20　汐留ビルディング14F
本社電話番号	03-6367-3840
創立	1981年2月
設立	1983年3月
資本金	15億1,375万円
従業員	単体：4,117名／連結：5,545名（2022年4月1日現在）
売上高（連結）	652億7,200万円（2022年3月期連結実績）
営業利益（連結）	91億600万円（2022年3月期連結実績）
代表者	代表取締役社長　三浦　賢治

働く環境などの実態

それではここからは実際に働く環境などの実態について解説していきます

社風

まずは、システナの社風についてですが、「日本のあしたにエナジーを！」という経営理念のもと、お客様や社会に必要とされる存在となり、日本と世界の経済発展に貢献することを企業の存在意義として掲げております。

そのために、文理専攻を問わず、新たな市場を見つけだす先見性と、新しいことにどんどんチャレンジしていくベンチャーマインドを持った社員を求めております。

また、「社員が財産」という考えをもっており、優秀な人材の確保、社員育成にも力を入れております。

システナの考える優秀とは、単に能力や知識、経験の有無を指しているのではありません。

システナの新入社員は、入社後、一か月ほどの新入社員研修があります。

主に人間性を鍛えることを目的としており、大きな声でのあいさつや、企業理念の暗唱などを行います。

新入社員研修で声だしをする企業はそれほど珍しくはありませんが、IT系企業ではあまり聞いたことがありません。

声が小さいとやり直しとなるため、声が枯れるほど大声を出したなど、受け取り方によっては「パワハラ？」と思う人もいるかもしれません。

大人が集団で声が枯れる程の大声を出し合う様子は、初めて遭遇した人には、異様な光景にもみえ、まるでなにかの宗教団体のようだ、と噂されることもあるようです。

確かに、会社の経営理念を社員が正しく理解することや、挨拶を元気よく行うことは、社会人として大切なことですが、ここまで大声を出す必要があるのか、という疑問を持つ社員は少なくありません。

やや過剰とも思える大声での経営理念の唱和や挨拶の習慣が、システナは「やばい」といわれる大きな要因となっております。

一方で、このように厳しい研修やマナーを乗り越えてきた社員が集まっているため、協調性があり、良識を持った社員が多いようです。

その他にも、システナは各種研修制度が充実しております。

前述しましたとおり、システナの新入社員研修は、人間性を鍛えることを主な目的としたものでしたが、技術、業務面における研修や資格取得研修なども行っております。

また、資格取得支援制度があり、業務に必要なスキルの向上のために、対象となる資格を取得した場合、受験料と資格手当金が支給されます。

新入社員の育成では、チューター・チューティー制度を採用しており、新入社員一人に対し、年の近い先輩が一人つき、社会人としてのマナーや基本的な業務を学ぶためのサポートを行います。

一方で、男性の育休取得率は、約18％（対象者45名中8名）と女性に比べると取得率は大分下がりますが、全く取得できないという環境ではないようです。

また、育休後も、育児中の社員に対する時短勤務制度が奨励されており、子供が小学校2年生を終了するまでと、法定の時短勤務期間よりも長く適用されています。

休日・残業

次に休日や残業についてです。

ただし、基本的には顧客のオフィスに常駐する客先常駐の働き方となるため、配属先の企業によって、かなり差があるようです。

毎日残業があるような配属先もあれば、逆に全く残業ができない配属先もあります。

リモートワークについても、配属先が推奨している場合は可能なようです。

休日については、基本はカレンダー通りの土日・祝日休みとなりますが、こちらも配属先の勤務時間に合わせるため、シフト勤務となったり、休日出勤が必要だったりする場合もあります。

有給休暇消化率は約61％となっており、特別忙しい状況でない限りは、比較的取りやすい環境のようです。

給与

次に年収についてです。

年齢別にみてみると以下の通りになります。

20代：約350万円 
30代：約450万円
40代：約530万円
50代：約630万円

システナの社員の平均年齢は31.1歳ですので、他のIT系企業と比較しても、平均くらいの水準といえます。

ただし、システナにはライフプラン金制度とよばれる、退職金がない代わりに毎月2万円を給料に上乗せする制度があります。

毎月の給料で受け取らず、退職金として積み立てておくこともできますが、給料がライフプラン金を含む前提の金額となっているため、毎月2万円を受け取らないと生活が厳しくなる、という社員の声も少なくありません。

約484万円という平均年収は、ほぼ退職金を含めた金額と考えると、多少物足りないといわざるをえません。

サラリーマンにとって、退職金は、仕事を辞めた後の生活を支える貴重な収入です。

この「退職金がでない（給料で前払いする）」という制度が、世間から、システナが「やばい」企業なのではないかと思われてしまう一因となっております。

賞与については、年2回あり、その年の業績にも左右されますが、平均1.2～1.3ヶ月分程支給されているようです。

昇給・評価制度については、等級制度を採用しており、等級が上がればその分昇給していきます。

その他、福利厚生については、新卒3年目まで住宅補助が支給され、新卒2年目までは社員寮に住むことも選択できます。

入社3年目移行は、奨学金返済支援金制度と呼ばれる、毎月最大3万円、上限300万円まで会社から支援してもらえる制度に申請することができます。

この制度は、社員の経済的負担を減らし、仕事に集中できる環境を整えることを目的としております。

システナが「やばい」といわれている理由は以上の2点となります。

• 大声での経営理念の唱和がある
• 退職金が給料で前払いとなっている

退職金を含めた額と考えると、給料面は、やや水準より低いということが分かりました。

しかし、システナは、奨学金返済支援制度や資格取得支援制度など、社員のスキルアップや、働きやすい環境を整えるための制度を積極的に取り入れております。

また、現状の市場に満足せず、更なる需要を求め、常に新しいことへチャレンジするベンチャーマインドを持っている会社ですので、今後も更なる業務展開が期待できる企業です。

20代の若い社員でもやる気があれば、様々な業務に挑戦できる体制が整っているため、就職先の候補として目指していく価値は十分にあるといえます。

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