「仕事を辞めてゆっくりしたい」
これは毎日頑張って働いている社会人なら、考えたことがある人も多いことでしょうが、実際にはそう簡単には辞めることなど出来ません。辞めるということはリスクがあります。
しかし、実際には人生何とかなります。ただし、事前準備をしっかり行なっていく必要もあります。
今回は、仕事を辞めてもゆっくりしたいと思っている人に向けて、メリットやデメリットなどについて解説していきます。

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仕事を辞めてゆっくりするメリットとデメリット
みなさん一度は思ったことありませんか?「あーもう仕事辞めてゆっくりしたい…」と。

これ、誰しも一度は考えたことあると思うんです。
だって、定年まで毎年、毎月、毎週…おそらくきっと、同じサイクルで働いて、同じように疲れて…を繰り返していくのですから。
そう思うと、なんだか切なくなってきて心が折れて、切実に辞めたいと思ったり、ストレスなくゆっくり休みたいと思ったりすることもありますよね…。
辞めたいとまではいかなくても、「ゴールデンウィークが1か月くらいあれば…」と思ってみたり、連休が待ち遠しくてたまらなかったり、働いていない世代を羨ましく思ったり…。
ただ、そうは思ってもこれを実行する人ってあんまりいません。なぜなら辞めて休むことのメリットよりもデメリットの方に恐怖があるからではないでしょうか?
ここで一度落ち着いて、仕事を辞めてゆっくりすることのメリット・デメリットを考えてみましょう。
仕事を辞めてゆっくりするメリット①リフレッシュできる!
仕事・働くことから、体も心も切り離すことができ、リフレッシュできるのは最大のメリットです。
特に激務がたたっている人や、ストレスで心が疲れている人にとっては、大変有意義な時間になるでしょう。
心身共に疲弊してしまうと麻痺してしまい、知らぬ間に健康さえも損なってしまうことがあります。
現代では心のケアをおざなりにして、心が限界を迎えてしまう人も多いので、ゆっくりすることが最良のご褒美になるんですよね。
仕事を辞めてゆっくりするメリット②自分と冷静に向き合える
自分は何をしたいのか、自分にはどういった仕事が合っているのか、冷静に考える時間が持てるのもメリットです。
働いていると仕事スイッチが入っているので、目の前のことに追われて、自分としっかり向き合ってる暇もないという人って多いもの。
あれ(目の前の仕事)をやりながらこれ(新しい仕事探し)もやるというのが苦手な方の場合、日々の仕事が忙しくてゆっくり転職活動をする余裕もなくなって、冷静な判断ができなくなることもありますからね。
仕事を辞めてゆっくりするデメリット①預金と社会復帰への不安
仕事を辞めると一番心配なのはお金ですよね。ある程度の貯蓄をしていたとしても、無収入のまま残高だけが減っていく現状に不安になってきます。

思う存分ゆっくりしたいと自ら望んだはずなのに、今度は違うプレッシャーを感じることになるのですよね…。
そして、せっかくゆっくりしようと思っていたのに、その金銭的な不安から、「早く働かないとまずい!」と焦ってしまい、結果休まる間もなく働こうとする方もいます。
さらにゆっくりする期間が長くなるほどに、社会復帰に対する不安を抱く方もいます。ゆっくりしている期間って、人との接触が働いている時よりも減っていったり、生活リズムが乱れたりしがちですから、ちゃんと働けるか怖くなってしまったり、あるいは、「みんな働いてるのに自分は…」と、働いていないことに劣等感を抱き、自らをはみ出し者のように感じてしまったりすることも…。その劣等感がネックで復帰することに恐怖すら感じる人もいます。
仕事を辞めてゆっくりするデメリット②ただただ暇!
引退してわかることかもしれませんが、辞めたら辞めたで趣味などがなかったり、周りの友達が働いていたりする場合、暇を持て余してしまい、働いている方がよっぽどよかった…と気づくこともあります。
働いていると、「夢のぐうたら生活!好きなように過ごして良い時間」と思えるでしょうが、いざやってみると生活リズムは乱れ、不健康な毎日を過ごし、社会から必要とされていないように感じて虚しくなることもあります。
暇な時って、良くないことを考えてしまうことがあるものですからね…。
仮に健康に気をつけて、生活リズムなどはキープできたとしても、働くことで満たされていたことがあったことに気づくはずですよ。
仕事を辞めてゆっくりしても大丈夫なのか

結論からお伝えしますが、仕事を辞めるのも、その後ゆっくりするのも全く問題はありません!
むしろ、時にはゆっくりする必要があることもありますし、その休息のおかげで人生が180度変わることもあるんですから。
「ゆっくりしたい!」とは言えど、あくまでそれは理想・願望なだけであって、そんなことできっこないという前提で言っている人も多いのではないでしょうか?
だって、誰だって立ち止まって無収入になるのは怖いですもの。
でもシンプルに考えると、後先考えて無職になるデメリットが怖いから願望として思うだけなのか、実行することで無職のメリットを最大限活かすかの違いです。
願望があるだけで嫌いや仕事を続けるのか…ゆっくりすることで何かに気づくか…それだけです。
ただ、人間って落ちるとこまで落ちたとしても、落ちたからこそ気づくこと・見つけることもあります。無責任に聞こえるかもしれませんが、そこで新しい才能に気づくことだってあるんですよ!
仕事を辞めてゆっくりする方法

どうせ仕事を辞めてゆっくりすると決めたなら、有意義に過ごした方が良いですよね。
最初のうちは「たらふく寝てやったぜ!」「みんな働いてる時間にのんびり過ごす背徳感・優越感!」なんて感じるでしょうが、そのままていたらくな生活をするのはおすすめしません。
ていたらくな生活って、やってみると意外に飽きますから。
せっかくであれば、”次のためのパワーチャージをする時間”として良い過ごし方をしましょう!
好きなこと・やりたかったことをとことんやってみる!
在職中はやりたいことができなかったり、好きなことをやる時間すら取れなかったりしますよね。
この際、思う存分これまでやりたかったのにできなかったことをやり倒してください。
もちろん、その時の口座残高によって金銭的な制約はあるでしょうが、できる範囲で構わないので今まで満たされていなかった”やりたい願望”をとことん満たす時間にしてみましょう。次の仕事を始める前のパワーチャージに最適ですよ!
とことん疲れを抜こう!心身ともにリフレッシュ!
「ゆっくりしたいな…」と仕事を辞めるほどなんですから、相当、心身ともに疲れがたまっていることでしょう。

先ほどていたらくな生活は良くないとはお伝えしましたが、しばらくは心と体の疲れを抜き切ることも必要です!
疲れが溜まっている時って、ネガティブにしか考えられなくなって、健全な思考を失うことがあります。
なにも考えない時間を持って、思考がポジティブになるのを待つのも、冷静な判断をするのに必要なことですからね!
心身ともに余裕ができてきたら転職エージェントに登録!
心身ともに満たされたら、自分に向き合いつつ、転職エージェントに登録してみる・ハローワークに足を運んでみるなどもアリ!
ゆっくりしているからこそ、自分の本音や強みに気付けたり、前職でなぜ辞めることになったのか、落ち着いて考えることができるはずです。
自分のペースで構いませんし、焦る必要はないので気長に「自分にとって仕事とは?」「自分はどう働きたいのか」などを考える時間にしてみましょう。
資格を取る!勉強する!自己啓発をしよう!
自分磨きをすることに時間を費やしましょう。
興味がある分野がある方は、その資格を取ったり勉強してみたり、留学に憧れていたなんて方は、思い切って留学してみるのもあり。
だって、こんなゆっくり自分の思うように過ごせる機会なんて、仕事を始めたらほぼありえませんよ?
「いつかはやってみたいな」と思っていたことを、このチャンスにやらなくていつやるのでしょう!?
やった結果がどうであれ、その「やりたい」を叶えた自分に自信がつくはずですよ。
仕事を辞めてゆっくりする時の注意点
「ゆっくり過ごす」といっても、人によって受け取り方はバラバラです。
基本的には思うように過ごして良いのですが、注意しておくべきこともあります。
油断し過ぎて後悔しないためにも、「これだけは気を付けて!」という3つのことをお伝えしますので、念頭に置いておいてくださいね。
①辞めた後の燃え尽き症候群?!ゆっくりできない…
真面目な話です。辞めた時の精神状況によっては、ゆっくりするどころか、どんどん落ち込んでしまう人もいます。
バーンアウトしてしまい、張りつめていた心がぽっきり折れてしまって、廃人のようになってしまったり、自己嫌悪感や辞めたことの罪悪感から立ち直れなくなってしまったりすることってあるんです。
そのような症状が出てきて長引いている場合は、心療内科などに相談するのも大切なこと。
自分の心の状況には敏感にいるようにしましょう。
②ダラダラと過ごすだけ…仕事から逃げるだけの生活
退職後しばらくは何もしない時間は必要ですから、とことんだらけるのも良いのですが、疲れが抜けたにも関わらず、そのままずっとダラダラして、夜型人間になって不規則な生活習慣になってしまわないように気を付けましょう。
ここでは詳細まで書きませんが、朝に起きて太陽を浴びて…という生活をしているだけでも、メンタル面に大きな影響が出てくるんですよ!くれぐれも不健康な生活にならないように注意してくださいね。
ゆっくりする期間の目安を決めておこう!
ゆっくりする期間があってももちろん良いのですが、無職の期間が長くなっていくと転職活動の際に不利になることがあります。
面接まで行ったとしても、「この期間はなにしてたんですか?」という鋭い質問をされることが多く、その期間が長ければ長いほど、それなりの理由がなければ、「ただだらけていたのね…」と解釈されてしまうことも…。

そのためある程度、ゆっくりする期間を決めておいた方が良いでしょう。
仕事辞めてから転職活動をしても大丈夫?
きっとみなさん、仕事をしながら次の仕事が決まることが理想ではないでしょうか?

しかし、ここで紹介したように、辞めた後だからこそ、転職活動に有利になることだってあります。
仕事を続けながら冷静に考える余裕がないままで、新しいことを考えるのって大変ですもの。
それで焦って失敗するよりも、ゆっくりしてガス抜きをばっちりして、時間をかけて自分に合う仕事を探した方が、結果オーライってことなんて多々あるのですから、退職してからの転職活動に不安なんて抱く必要はないのではないでしょうか?

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